障害者雇用枠での企業面接官が知りたいこと
障害者雇用枠での面接の準備する項目は、一般の就職面接とあまり変わりありませんが、障害者であることの自身の思いや会社への配慮の願いもしっかりと伝えなければなりません。
企業面接官はあなたの社会人としての振る舞いを見たり、仕事に対する意気込みを知りたがっています。加えてあなたを雇用してどう配慮していいものか?と障害者雇用枠としての視点からも見られています。
企業面接官があなたへの知りたいことの項目はおおよそ下記の通りと思われます。
それぞれ文章にまとめておきましょう。
①自己紹介・自己PRをしてください。
➁当社への志望動機はなんですか?
③自分の障害について。
④最近の症状について。
⑤勤務時の体調不良は何か対策方法がありますか?
⑥企業に配慮してほしいことは何かありますか?
⑦仕事で得意(できること)や不得意(できないこと)はありますか?
⑧薬を飲む頻度や副作用は何かありますか?
⑨睡眠時間や生活リズムは安定していますか?
⑩休日はどのように過ごしていますか。普段のストレス発散方法はありますか?
★もし転職する場合ならば、下記の項目も考えておきましょう
⑪前職のキャリアについて。
⑫前職の退職理由。
⑬転職する理由。
⑭前職で何かストレスを感じたことはありますか。
⑮残業することはできますか?
いかがですか。
以上の項目をみれば何を準備すればよいか、見えてきたのではないでしょうか。
職歴がない、ブランクが長い方への企業面接官の心配なことを3つ
さて企業面接官は、あなたが職歴がないことやブランクが長いことへの心配なことが3つあります。
①仕事の経験がないのはなぜだろうか?
➁即戦力になるだろうか?
③職場環境に適応できるだろうか?また定着できるだろうか?
企業面接官の心配点を解決するために、上記の事柄を考えてみましょう。
企業面接で聞かれることにどのように答えればよいのか?
障害をお持ちの方の面接では、「自身の障害について教えてください」という質問は必ず受けることになるでしょう。採用に当たってどのような配慮が必要なのか、長く一緒に働くために会社が準備した方が良いことを検討するための質問です。
できることとできないことを明確にし、客観的な視点で正確に伝えることが大切です。正確に伝わらなければ、仕事がスタートしてから不便を感じてしまうかもしれません。自分の障害の特性や、働くときにお願いしたい配慮がある場合には、面接の機会に伝えておくと安心です。
障害者雇用枠における面接の準備
障害者雇用枠における面接の準備は、一般的な質問内容はともかく「障害に関すること」が多くなることが考えられます。企業側の一般的な疑問は、履歴書で把握されています。
なのでここでは「障害についての受け答え」に重点を置いて考えてみましょう。
障害の詳細をまとめる
障害者の方を雇用したことがある企業であれば、ある程度障害への理解がありますが、そうでない場合は、企業側は障害者の方を受け入れる具体的な準備の仕方が分かりません。企業面接官は、あなたにどんな仕事が依頼できるのか、雇用するためにはどういった合理的配慮が必要なのかを知るために質問しています。
企業は「一緒に安定して働けるか」「合理的配慮はできるか」を面接であなたの障害の度合いによりその可能性を知りたがっています。ですので、本人が「伝えたいことだけ話すのではなく」、企業側が「知りたいと思われること」を大事に答えましょう。
障害雇用における面接のポイント
障害者雇用における面接のポイントは、下記の通りです。
①あなたの働くイメージが持ちやすい説明にする。
➁企業面接官に伝わりやすい言葉を使う。
③面接の質問に沿った範囲に答えをまとめる。
☆履歴書など文書説明する内容。
・障害についての基本的な情報…「障害名や症状」。
・体調が安定していて、業務が可能であること。
★面接で口頭で説明する内容
・文書記載したよりさらに詳しい内容。
・書面では伝えきれない細かいニュアンス。
面接に失敗してしまうのですが
障害者雇用で入社したい場合、面接選考は超重要です!なぜ落ちるのかを知っておくことで、受かる確率を上げることができます。失敗例から学び、しっかりと面接対策を行いましょう。
障害者雇用の面接では何を重視しているのか?
面接で重視される項目として「働くための準備状態」「人柄」「業務への適正」が大事になっています。
①障害への自己理解
・自身の障害特性を理解し、対処法を周囲に説明できる。
・職務遂行上、必要な配慮(※合理的配慮)を相談できる。
※合理的配慮とは、平成28年4月1日に施行された「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」では、障害のある人への不当な差別的取り扱いを禁止し、合理的配慮の提供を求めています。(障害者差別解消法)
➁社会性
・職務中に報連相ができる。
・異なる意見があっても受け入れることができる。
③心身の安定
・規則正しい生活(睡眠、食事、趣味・余暇)と服薬管理ができている。
・体調の変化のサインを理解し対処できる予防法を持っている。
④就労の意欲
・働きたい気持ちがある。
面接で落ちる理由11選
①障害の症状や対処法が説明できず、会社としてどのように配慮してよいのかイメージがつかない
➁入社しても不満が出て辞めてしまいそう
③体調不良で仕事についてこれなさそう
④その職種で頑張れるかどうかイメージできない、就労意欲が低そうだった
⑤質問に対して、回答が「ズレる」
⑥配慮事項が説明できない、配慮事項が大きい
⑦今いる社員とトラブルの懸念がある
⑧前職をやめる原因が他者であることと感じ取れる発言
⑩一方的に話し続けてしまう
⑪企業側の障害者への理解不足、受け入れ態勢ができていない
障害者雇用の退職理由
障害者の退職理由の多くに、病気が上位を連ねています。突発的な体調不良の方で辞める人もいますが、まだ体調が回復しきっていないにも限らず、入社して辞めてしまう方も後を絶たないのが現実としてあります。
就労支援機関サービスの勧め
ここまで、面接に落ちる理由やそれぞれの対処方法を紹介してきました。しかし、実際の選考では落ちた場合、落ちた理由を教えてくれることはまずありません。振り返りをしようにもしようがないと悩まれる方は多いかと思います。そんな方はぜひ支援機関を活用してみることをおすすめします。
それでも不安になることは当然です。そんな時は、障害者転職エージェントや(※)就労移行支援サービスを受けてみるとかなり解決できるでしょう。強くお勧めします。
※就労移行支援サービスとは、障害のある方の社会参加をサポートする、国の支援制度で障害者総合支援法という法律に基づいた、障害者総合支援法に基づく就労支援サービスのひとつです。
一般企業への就職を目指す障害のある方(65歳未満)を対象に就職に必要な知識やスキル向上のためのサポート、就労への促しや斡旋、合理的配慮の話し合い、企業への就業定着支援のサービスを行います。
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・見学や実習の場を用意してもらえるので、経験や実績の積み上げができる
・中長期間、通所し続けられたという実績が企業側に好意的に取ってもらえることが多い
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企業面接で失敗したくない!押さえておきたいポイント3選
障害者雇用枠での採用試験の企業面接では、自分のスキルや経験だけでなく、障害についてや働く上でのさまざまな事柄について質問されます。あらかじめどのようなことを聞かれるのかを調べて答えをまとめて、落ち着いて企業面接に向き合いましょう。
企業面接において、嘘はつかない、正直に対応することはもちろん当然ですが、それら多くの問題にもこれには該当してほしくない事柄がいくつかあります。
その中でも、大きな問題点を3つ選んでご紹介します。
①「できること」と「できないこと」が明確でない。
面接では、書類選考ではわからない部分や詳細内容を改めて確認していきますが、その際に企業側が知りたいのは、あなたが「できること」と「できないこと」です。
企業側が、あなたに任せたいこと・企業に必要な合理的配慮がわかれば受け入れ可能どうかの判断がしやすい。
相手がわからないことが多いとリスクを回避するために不採用という判断になってしまいます。
「できること」「できないこと」を整理する。
➁企業面接官の質問に対してあなたの「回答がズレる」。
不採用になる理由の2つ目の問題は、企業面接官の質問に対してあなたの「回答がズレる」ということがあげられます。
質問に対して“回答がズレる”ということは、企業面接官が求めている回答に対してズレているということです。
つまり、相手が求めていることに対してあなたが理解できてない可能性があります。
回答をズラさないコツは「結論」「理由」「詳細内容」の順で話すこと。
質問内容がわからない場合は確認してから回答する。
③同じ職場で働く上での「素直さ」が感じられない。
不採用になる理由の3つ目として、働く上での「素直さ」が感じられないというものがあげられます。
これは、性格の素直さではなく、働く「意識」や「姿勢」としての「素直さ」です。
働く上での「素直さ」とは「協力する姿勢」と「周りに言える姿勢」である。
働く上での「素直さ」とは、大きく分けて2つあると考えられます。
1.協力する姿勢(=協調性)
「協調性」と聞くと、仲良くなる・コミュニケーションを取る、ということだと考えてしまいがちですが、決してそうではなく、協調性とは、仕事に「素直」に協力する姿勢のことです。
2.素直に周りに言える姿勢
困った場面や悩んだ場面で「素直に周りに言い、現状を素直に受け入れて改善しようとすること」が、働く上での「素直さ」にあたります。
働く上での「素直さ」は、過去の失敗談の中から判断される。
それでは、働く上での「素直さ」は面接の中でどうやって判断しているのでしょうか。
・過去の退職理由
・うまくいかなかった経験(失敗談)
・人間関係で困ったこと
以上のようなことを面接の中で聞かれたことがありがちですが、こんな質問をされて嫌だなと感じた方もいるかもしれません。
しかし、これらは内容よりも「そのエピソードに対してご自身がどのような姿勢で向き合ったのか」、「どのような意識で働き周りと接していたのか」、という働く上での「素直さ」があるかどうかを確認するための質問です。
そのため、退職理由や失敗した経験などを話す際は、事実を素直に受け入れ、それを改善しようとする姿勢や意識が大切になります。
面接官の心をつかみたい!
障害者雇用枠における面接を上手に成立されるには、面接官とのコミュニケーションが大事です。
コミュニケーションを上手にとるには、相手の知りたいことを感じ取ることが重要です。
そこには自分の目線からではなく、相手からの目線で話すことが大切です。
面接の場で上手に振舞わることも重要ですが、そのうえで面接官の心をグッとつかめることが面接の合否に大きく影響します。
逆質問のススメ
面接官の心をグッとつかむにはどうすれば良いのでしょうか。
そこは面接官の事前予測にはなかった思いもよらないアピールをねらえばよいのです。
そのタイミングはどこか?
面接の際に「最後に質問はありますか?」と聞かれることが多いです。
ここがアピールポイントで面接官の心をつかむ、最大にして最後のチャンスです。
逆質問タイムは熱意と長所を伝えるチャンス!
「では最後に何か質問はありますか?」という言葉を軽くみてはいけません。なぜなら「逆質問タイム=売り込みタイム」だからです。
このチャンスを逃す手はないです。売り込み質問は3つくらいが丁度良いです。
ただ、質問タイムで気を付けなければならない質問もあります。例えば「有給は自由にとれますか?」「昇給の幅は?」「残業はどれくらいありますか?」などの「条件面」。これらを聞くときには細心の注意を払いましょう。
企業面接でうまくいったお話
企業面接の話をインターネットで検索すると、企業面接の注意点や押さえておきたいポイントの話が多くで、具体的なうまくいった経験談は、ほとんど見られません。
私の経験談は一例ですが、下記のブログに記載しています。
障害者就労枠と一般就労枠と比較しての面接の違いはあるのか。
私は前述した障害者雇用枠の就職面接以外にも3社の一般就労面接を受けていますが、結論から申しますと面接における中心となるべきポイントは、合理的配慮の申し合わせを除き、障害者就労枠も一般就労も変りません。どちらにおいても次のポイントを押さえておけば良いでしょう。
☆自己PRで押さえるべきポイント。
①自身の強みを伝える。
➁根拠を具体的に伝える。
③具体的なエピソードを伝える。
④企業・求人にマッチした人材であることを伝える。
★自己PRを考えるためのステップ。
①自身の経験を振り返る。
➁自身の障害を客観的にとらえる。
③入社志望企業について調べる。
最後は何としても貴社に入社したいと熱意を伝えることでしょう。限られた面接時間の中で伝えきれなければ、事前に書面で意気込みをまとめて提出するのも一手です。会社から求められる目線も大事にしておきましょう。
それでも不安になることは当然です。そんな時は、障害者転職エージェントや(※)就労移行支援サービスを受けてみるとかなり解決できるでしょう。強くお勧めします。
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③パーソルチャレンジ・ミラトレ
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正しい履歴書の書き方とポイント。
障害者枠における、「履歴書」とは企業に対する大事な応募書類の一つです。障害者雇用枠への応募用の履歴書を作成する際は、基本情報や学歴・職歴のほか、障害や必要な配慮について書くのがポイントです。
履歴書の構成
障害者雇用枠における、履歴書の大きな構成は下記の通りです。
①基本情報…住所や学歴・職歴、免許・資格など。
➁障害の詳細について。
③志望動機について。
企業面接における職務経歴書の書き方は?
職務経歴書とは、履歴書とは別に、職歴を詳しく記載し能力・スキルや経験をアピールする書類であり、基本的に履歴書と同時に提出を求められます。
職務経歴書は、これまでの職歴を一覧化した書類です。履歴書と違って職務経歴書には決まったフォーマットがないので、自分なりに書き方やレイアウトを工夫することもできます。自己アピールにつながる重要な書類ですので、具体的な職歴やスキルをわかりやすく書くことがポイントです。
職務経歴書を作成する順番として、下記の通りがあります。
①職務経歴書の準備をする。
職務経歴書を書くにあたって、その基本情報を集めることも重要ですが、資料を揃えることは比較的楽な作業になります。
そこで、以外と書くのが難しい「職場であったポジティブなエピソード」また、とても書きずらい「職場であったネガティブなエピソード」を書くと、企業面接官が以前はどのような状態で働き、どのような配慮がされていたなど、イメージがしやすくなります。
☆ポジティブエピソードのヒント
・何を成し遂げたのか。
・何をして、どんな成長をへとつながったのか。
・経験することでどんな変化があったのか。
・何をした際にやりがいや満足感を得られたのか。
★ネガティブエピソードのヒント
・何が困ったのか。
・何が不満だったのか。
・何ができなかったのか。
※そこから自分がどう動いたのかも添えて書くと良い。
退職理由は、志望動機と同じくらい企業面接官が気になるポイントです。体調のことや退職理由に一貫性があるか、退職理由を述べるときに他人のせいにしていないかなどがチェックされます。
正直に話すことが基本ですが、ネガティブな印象が残らないようにするのがポイントです。
➁職務経歴書を作成する前にすることは。
職務経歴書は、A4用紙1~2枚に収めましょう。それ以上になると面接官も大変な作業になります。企業側は、要点をまとめる力も見ています。常に企業側の目線に立って、書くようにしましょう。
応募企業によって項目の重要度の順番を変えたりすることも効果的です。その企業が何を求めているかを考え、自分の持つスキルを前面に出して作成しましょう。企業のニーズに応えるべく、その企業のことを研究することも大事です。
③職務経歴書を作成する。
職務経歴書を作成する順序は下記の通りです。
①作成準備をする。
➁企業研究する。
③職務経歴書を作成する。
★職務経歴書の基本構成は、下記の通りです。
①職務要約
企業側では多くの応募書類に目を通すため、自分のこれまでの職務経歴を要約した100文字前後の職務要約があると読みやすくなります。
〇職務経歴書の書き方のNGポイント
・必要以上に文章が長い。
・専門用語や業界用語を使用する。
・業務と関係ない趣味や特技を書いてしまう。
・誤字脱字がある。
・枚数が3枚以上と多い
〇読みやすくする職務経歴書の書き方のポイント
・レイアウトを整理する。…見出しを付けてどこに何が書いてあるのかわかりやすくする。「職務要約」など。
・見出しのフォント数は14pt(明朝体)を目安にする。
・文章が長くなりすぎないように、端的に書く。…箇条書きでまとめるなど。
・具体的、客観的に書く。…成果やパソコンスキルなどは数字を用いるなど。
・内容のフォント数は10.5pt(明朝体)を目安にする。
・A4用紙で1~2枚に収める。
・嘘は書かない。
企業面接において、志望動機はどう書けば良いのか?
障害者雇用枠にしても一般雇用枠にしても「志望動機」は面接で必ず聞かれますので、しっかりと準備しておきましょう。
しっかりとした志望動機を作るには、その企業について深く調べる必要があります。ほかの企業ではなく、なぜ貴社を受けようと思ったのかをきちんと伝えられるような準備が必要です。
志望動機をまとめる
志望動機をまとめる内容は、下記の3つです。
①なぜ、この企業で働きたいのか?
この企業の「事業内容」や「企業理念」などこの企業だけでなく、業界や競合他社の情報をもとに、なぜあなたがこの企業で働きたいを選んだのか、明確に書きましょう。
➁なぜ、この仕事をしたいのか?
漠然としてではなく、「御社のどこどこに興味があるから」や「これまでにこのような経験があるから」など分かりやすく、簡単にきっかけをストーリーにして、どうしてこの仕事内容を選んだのか理由を書きましょう。
③入社後はどのように頑張りたいのか?
企業側は、あなたの活躍に期待しています。入社後は、「仕事を速やかに覚え、正確性のあるスピードを生かした仕事を徐々に広げたいと思います」など、どのように頑張りたいのか。仕事への意気込みを書きましょう。
志望動機のポイント
志望動機を考える際に、次のポイントを踏まえましょう。
①志望動機の説明・理由・根拠を書く。
➁志望動機をわかりやすく、簡潔に書く。
③企業側の目線を意識して書く。
企業面接において、何を自己アピールすればよいのか?
就職や転職活動で、必ず提出するものの一つが「履歴書」です。多くの履歴書には自己PRを記載する箇所があり、選考における重要な材料となります。
またもっと直接的なものとして「自己紹介書」の提出を求められる場合もあります。
それら書類以外にも面接で自己アピール(以降「自己PR」とします)を求められることは少なくないため、内定を勝ち取るためには入念な対策が必要となります。
自己PRとは単なる自己紹介ではありません。
自己PRとは、希望する仕事をするにあたって必要となる人柄や熱意、強みをアピールし、相手に認めてもらうことが目的です。つまり採用担当者があなたの自己PRを読んだ時に、「この人を採用したい!」と企業面接官に思われるような内容にする必要があります。
自己PRで押さえるべきポイント。
自身の強みを伝える。
根拠を具体的に伝える。
具体的なエピソードを伝える。
企業・求人にマッチした人材であることを伝える。
自己PRを考えるためのステップ。
自身の経験を振り返る。
自身の障害を客観的にとらえる。
入社志望企業について調べる。
自分にできる仕事とはなにか?
就職先を探す際に自己分析は大変大事で、自分はなにができるのだろうと漠然と考えてしまうことがあります。これは自分側一方から見た考えであり、それだけでは中々答えを見出すことはできません。雇用者側である会社から求められるものから考えると少し考えの答えが見えてきます。ここでは実際の仕事と自分が会社内でどんな仕事ができるのかを考えてみましょう。
障害者雇用にはどのような仕事があるの?
事務職
清掃職
データ入力作業
デザイナー
コールセンター
工場内作業
農業
障害のある方が働きやすい環境とはなにか?
在宅勤務
障害者採用
特例子会社
就労継続支援サービス
仕事の探し方
仕事を探すときには、いくつかの方法があります。
まず、ハローワークを利用する方法です。ハローワークでは、障害者枠の求人を扱っているので、紹介状を発行してもらい、応募することができます。また、年に数回、合同面接会を開催しています。合同面接会は、企業の担当者と直接面談ができます。
次に、就労支援機関を活用する方法があります。就労移行支援事業所などに通うと、就労支援機関に登録している場合には、それらの機関から紹介を受けたり、実習などを推薦してもらうことができるでしょう。就労支援機関には、就労移行支援事業所をはじめ、地域障害者職業センターや、障害者就業・生活支援センターなどがあります。
また、障害者求人に特化した就職・転職エージェントもあります。こちらに登録して、就職活動することもできるでしょう。ただし、新卒の場合は少し違いますが、転職の場合には、ある程度の職歴やスキルなどが求められることも多く、働いた経験が少ない場合には、ハローワークや就労支援機関を活用するほうがよいかもしれません。
おすすめ【障害者向け転職エージェント】
①dodaチャレンジ
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おすすめ【就労移行支援サービス】
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③パーソルチャレンジ・ミラトレ
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自分が会社でできる仕事とはなにか?
「働くとはなにか」を考えることで得られるもの。
①仕事へのモチベーションの維持や向上。
➁自分の仕事への考えをまとめて話すことができる。
「働くとはなにか?」とは、人それぞれで「自分が成長できるチャンス」や「生活の満足度を高める手段」などが様々あるでしょう。
できる仕事と求められる仕事。
会社において自分ができる仕事を考えると次の2つの領域に分けられます。
①自分でできる仕事の領域…能力や実績、経験に当たります。
➁会社から求められる仕事の領域…モチベーションの維持や向上心、仕事への応用や安定性が求められます。
会社から求められるものはどうでしょうか。あなたがやれることが増えていくと、まず望まれることは仕事面の安定性です。その最たるものは勤怠の安定性でしょう。これは仕事へのモチベーションの維持や向上心が求められます。さらにそれまでの仕事の応用が求められます。
ここまで2つの領域が多く合致すれば、あなたのできる仕事は一気に増えることでしょう。
配慮されたいことをどのように会社に伝えたらよいのか?
障害者雇用枠において配慮とは、障害者である社員と受け入れる企業側がお互いに働きやすい職場を目指すためのあらかじめ話し合う決め事です。
次項からは、業務における配慮(以降厚生労働省の定めた(※)合理的配慮とします)をどう会社側と向き合っていければよいのか考えてみましょう。
※合理的配慮とは、平成28年4月1日に施行された「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」では、障害のある人への不当な差別的取り扱いを禁止し、合理的配慮の提供を求めています。(障害者差別解消法)
第3者の支援とメリット
いざ話し合い本番で話残しの無いように、自分に配慮してもらいたい事柄や自分自身で対処している方法をしっかりまとめておくことが大事です。
これから企業側と合理的配慮を話し合うのに、企業と1対1で話し合うには、なかなかハードルも高く難しいかと思います。こちらが一方的に配慮をお願いすることはわがままなようで言いずらいし、受け入れる企業側も相手が何を配慮してほしいのかわからないことで話が進まないこともあり得ます。
そこで一つの打開策として、第3者の橋渡しが良いかと思います。
あなたに近しくてあなたの病状や生活環境を知っている方(親族など)やハローワークの方、障害者転職エージェント、就労移行支援サービス等が、客観的に双方の間に立って話を進めてもらえます。
私からのオススメなのは、(※)就労移行支援サービスです。
※就労移行支援サービスとは、障害のある方の社会参加をサポートする、国の支援制度で障害者総合支援法という法律に基づいた、障害者総合支援法に基づく就労支援サービスのひとつです。
一般企業への就職を目指す障害のある方(65歳未満)を対象に就職に必要な知識やスキル向上のためのサポート、就労への促しや斡旋、合理的配慮の話し合い、企業への就業定着支援のサービスを行います。
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③パーソルチャレンジ・ミラトレ
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合理的配慮の進め方
①相談と確認
➁話し合う
③配慮の実施
④配慮についての見直しと改善
①~④の作業を繰り返して、より良い環境づくりを目指します。
自分で対処できることはないか。
先にも述べたように、自身の希望だけを丸投げに要望しては多少なりとも問題があります。自分でも何かできないか対処法も考えておくと良いでしょう。
まずは自分のできることから話を組み立てると、スムーズに話は進むでしょう。
そのうえで臆することなく企業への希望を提示することも大事です。
ここで大事なことは、問題点を明確にして、多くの人ですり合わせし話し合い、トライアンドエラーを繰り返して理想的な合理的配慮に近づけることです。
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