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精神障がいのこと

うつ病~睡眠薬を飲んでも眠れない~

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精神疾患の大きな原因となるのは不眠です。不眠を解消するためのアイテム10選!をご紹介。

うつ病は睡眠薬(睡眠導入剤)を飲んでも眠れない

わたしは、現役のうつ病患者です。悩んでいる症状の一つに不眠症があります。どうしてそこへ至り、その後どうなったかをお話したいと思います。わたしの経験ですので、皆さんに例に当てはまるとは限らないこと、ご了承ください。

うつ病になって、生活習慣から不眠症になりました。この状況は、別のブログ(ベッドから起き上がれない)にも関係しています。
問題は昼夜逆転です。うつ病になると、憂鬱さはもちろんなのですが、陽の光や昼間の生活音が心と体を苦しめます。軽度であれば好きなことで気を紛らわせることもできるのですが、それすらも抵抗になると逃げる処が限られてしまいます。家の中、自室の中へと逃げこみ、最終的には寝床に逃げ込むしかありません。そして疲れて眠るのです。寝ている時間は短いかもしれませんが、積み重なると昼間のほとんどが寝床にいることになります。眠ると気持ちが少し楽になります。その開放感を得るためにまた寝るのです。

若い方はともかく、普通の生活をしている人は7~8時間寝たら十分で、それ以上取ると体がだらしくなると思います。
うつ病になっている方も寝床に入っている間中、寝ているわけではありません。昼間の喧騒がなくなった夜に昼間の眠りで心が軽くなり、体が覚醒して夜間に動き出すのです。ここでは、心を苦しめる生活音や陽の光はありませんので、目は冴えてくるのです。

これで、自分は夜が眠れないと感じてしまうのです。実際に何日も眠らなかったら人間生きていけません。昼夜どこかの時間で短くとも眠っているはずです。熟睡感が無いのも眠れないと感じる一因でしょう。

ここでわたしの場合をお話しましょう。
わたしは、うつ病になり憂鬱さを増幅させる、昼間の生活音、陽の光、そして感情の苦しさから逃れるために、自室に引き籠りました。昼間は、カーテンを閉め切りベッドの中にいました。憂鬱、恨み妬み、悲しみ、落ち込み、様々な感情の渦に耐えてやがて疲れて眠るのです。ふいに目が覚めると少し楽になるのですが、またしばらくすると苦しくなり無理に眠るようにします。今度はそう簡単には眠りにつけません。やがて夜の寝る時間になります。当然、寝れるはずもありませんでした。

病院の先生に相談します。夜眠れないのですが…と。先生は薄々状況は分かってはいるようなのですが、あえて聞かず睡眠薬(病院で処方され、あるいは睡眠導入剤かもしれません)を処方してくれました。これで夜も眠れると安心するのでした。
ところが、たしかに眠気がきて眠りにつくのですが、3~4時間すると目が覚めるのです。それからは目が冴えて一向に眠れません。それどころか、心の苦しみから逃れなくなったのです。

睡眠薬(もしくは睡眠導入剤)は完ぺきではありません。日常生活を普通に送り、心が高ぶって眠れない等の症状に睡眠の手助けをする薬です。ここで大事な事は、昼間に一般的な生活を送れていることです。そうではない時に無理に強い睡眠薬を飲めば、昼間にも副作用(ふらつき、めまい等)が出てきます。決して有益な方法と言えません。わたしの主治医は薬に頼らず、日常生活の改善による治療を勧める方でした。

わたしは、ある出来事(別ブログ)から昼間に寝ないように努力するようにしました。初めからいきなりは辛いので少しづつ始めました。食事は部屋から出て食べること、トイレは必ず行くようにすること、朝日を浴びるように散歩もするようにもしました。もちろん疲れるので休むこともあるのですが、徐々に昼間に寝ることは無くなりました。

そうすると、わたしの場合、夜の眠りの質が変わってきました。睡眠薬(睡眠導入剤)による効果が効くようになったのです。残念ながら今でも睡眠時間は変わらないのですが、熟睡感は深くなったように感じます。まだ、うつ病が完治していないので、深夜の苦しみもありますが、昼間は活動できるようになりました。わたしの場合は、長い時間眠れていなのは、ショートスリーパーになっているのかもしれません。
今回のポイントは、昼間の生活態度でした。昼間の苦しみを何で解消するかもとても大事になります。

最後に、睡眠薬と聞くと怖いイメージがありますが、これは病院で処方されていない市販薬を無茶に飲んだ結果であって、医師から正しい処方を受けていれば安全です。よく言われる、ずっと飲み続けなければならないとか、だんだん効きが悪くなるといったことは、普段の生活を正しく送れていないからそう感じるだけかもしれません。自分だけで判断せずに医師の処方に従って、正しい生活を送りましょう。

きっと、いつしか睡眠薬を利用しなくても良い時期が来ると思います。
わたしも、睡眠薬(睡眠導入剤)を利用しなくても良いように、これからも日頃の生活のリズムを整えていこうと思います。

今苦しんでいる皆さん、共にのんびりと正しい生活に戻していきましょう。

外部リンク:精神科の薬 ~睡眠薬について~

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栄養失調で、うつになる。

精神科医、藤川徳美医師が
うつやパニック障害、不眠や統合失調症の人の血液を調べたところ、
あるひとつの共通点があることがわかりました。

鉄分やタンパク質がからっぽだったのです。

「健全な脳は、幸せを感じさせるセロトニンや、
喜びを感じさせるドーパミンといった神経伝達物質で満たされています。
これらの材料になるのが、鉄分とタンパク質なのです」と藤川医師。

材料がなければ、当然ながら、神経伝達物質は作られなくなります。
幸せも喜びも感じることができなくなって――
うつになります。

そして、体のなかの鉄分とタンパク質が極端に少なくなっているのが、
女性たちです。

「月経で毎月、そして出産で一気に鉄とタンパク質を
失う女性たちは、男性よりもうつになるリスクが2~3倍あります。
実際、わたしの患者さんの8割は、女性です」(藤川医師)

いつまでも抜け出せない落ち込みやつきまとう不安感。
「怠け病」と人から責められてもどうしようもないだるさ。
涙がとまらなくて夜も眠れない――
そんな心と体のつらさは、ただ、栄養が足りていないだけ。

だから、カウンセリングでも薬でも治らないのです。

栄養が足りないなら、足せばいいだけ。
鉄やタンパク質豊富な食べ物をとり、
サプリメントで足したりするだけ。

具体的な栄養の取り方については
栄養療法でぐんぐん元気になれた患者さんを主役にした
症例マンガが参考になります。

自分で、今日から、始められます。

【アチーブメント出版より】

「出産後、悲しくて不安で涙が止まらなかったけど……
藤川先生の栄養指導で、今は人生で一番元気です!」(30代女性)

「20年以上治らなかったうつとパニック障害から抜け出せて、
最高量だった薬も卒業間近です」(40代女性)

「強迫性障害、不眠を併発したうつで働くことも困難に。
栄養状態が改善されるとともに症状がなくなって、
穏やかな生活を取り戻せました」(20代女性)

藤川先生と出会い、栄養療法を始めることで
人生が好転した患者さんたちの体験談を、
本書ではマンガでご紹介しました。

うつだけでなく、パニック障害や不眠、摂食障害や
子どものADHDまで、
藤川先生の指導で栄養を満たすにつれて
心の病から抜け出していった患者さんたち
それぞれの物語には、たくさんのヒントがちりばめられています。

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