重度障がいがある方の住まい選びで大切なこと
重度の障がいがある方の住まいを考えるとき、支援の内容だけでなく、住環境そのものがとても重要になります。
車いすでの生活、入浴、排泄、移乗、夜間の見守り、精神面の安定など、日常生活を続けるためには、本人に合った支援体制と住まいの環境を合わせて考える必要があります。
この記事では、宮崎市で重度障がいがある方の住まいを探している方やご家族へ向けて、住まい選びで確認したいポイントをまとめています。
重度障がいは、寝たきりや車いすの方だけを指すわけではありません
重度障がいと聞くと、寝たきりの方や、車いすで全介助が必要な方をイメージされるかもしれません。
もちろん、車いすを使用している方の場合、入浴、排泄、移乗、移動などの場面で身体介護が必要になることが多く、住まいの環境や支援体制が生活のしやすさに大きく関わります。
一方で、重度かどうかの線引きは簡単ではありません。ある程度の身体介護がなければ、清潔保持、食事、排泄、移動、生活リズムの維持などが成り立たない場合は、重い支援が必要な状態と考えることができます。
また、精神疾患が長く続いている方の場合も、身体介護が必要になるケースがあります。歩くことができるため誤解されやすいのですが、症状の慢性化により、日常生活における判断が難しくなったり、動作が緩慢になったり、持続的な気分の落ち込みによって入浴や更衣、清潔保持などが難しくなることがあります。
そのため、支援の必要性は「歩けるかどうか」だけでは判断できません。本人が安全に、清潔に、安定して生活を続けられるかという視点から、必要な支援を考えることが大切です。
重度障がいがある場合、ハード面は非常に重要です
重度の障がいがある方の住まいでは、建物のハード面が生活のしやすさに直結します。
玄関の段差、廊下の幅、トイレの広さ、浴室の設備、ベッド周りの介助スペース、車いすでの移動のしやすさなど、日常生活の一つひとつに住環境が関わってきます。
支援者が入っても、建物の構造が合っていなければ、安全に介助することが難しい場合があります。特に入浴や排泄は、ハード面が整っているかどうかで支援のしやすさが大きく変わります。
グループホームでは、ハード面が十分でない場合があります
グループホームは、障がいのある方の地域生活を支える大切な住まいです。
一方で、すべてのグループホームが車いすでの生活や重度の身体介護を前提に作られているわけではありません。
一般住宅を活用しているグループホームでは、スロープがない、廊下や出入口が狭い、トイレや浴室が車いすに対応していないなど、ハード面で難しさが出ることがあります。
また、車いすに対応していないグループホームも多く、入居できたとしても、実際の生活を続けるうえで課題が残る場合があります。
入浴の環境は、特に確認が必要です
重度の障がいがある方にとって、入浴は大きな課題になりやすい部分です。
リフト浴やストレッチャー浴槽がない場合、自宅やグループホームでの入浴が難しくなり、訪問入浴を利用することになる場合もあります。
もちろん訪問入浴は大切なサービスですが、住まいの中で生活を支えるはずが、入浴のたびに別の大きな支援を組む必要が出てくると、本人にも家族にも負担が大きくなることがあります。
住まいを選ぶときは、「入居できるか」だけでなく、「日常的に入浴をどう支えるか」まで確認しておくことが大切です。
施設入所支援が合わない場合もあります
重度障がいがある方の住まいとして、施設入所支援は大切な選択肢のひとつです。
施設入所支援は、ハード面や支援体制が整っていることが多く、安心できる面があります。
一方で、施設入所支援では、重度の知的障がいや行動面の支援が必要な方が多く生活されている場合もあります。
そのため、身体介護の必要性は高いものの、知的な理解力に大きな問題がない方にとっては、生活環境や人間関係、日中の過ごし方が合わないと感じる場合があります。
「支援が多い場所」であることと、「本人が落ち着いて暮らせる場所」であることは、必ずしも同じではありません。
精神面の安定には、支援者との関わりが大きく影響します
重度障がいがある方の生活では、身体面だけでなく、精神面の安定も大切です。
不安が強い方、環境の変化に敏感な方、慢性的な精神疾患により日常生活が不安定になりやすい方の場合、どれだけ支援者が関われるかが生活の安定に大きく関わります。
大きな施設では、職員体制が整っていても、どうしても一人ひとりとの関わりが薄くなりやすい面があります。
本人の性格、こだわり、不安になりやすい場面、安心できる声かけなどを理解してもらえる関係性があることで、生活全体が安定しやすくなる場合があります。
自宅では家族の負担が大きくなりやすいです
自宅で生活する場合、本人にとって慣れた環境で過ごせる良さがあります。
しかし、重度の介護が必要になると、自宅+居宅介護+家族支援だけで生活を支えることは大きな負担になります。
入浴、排泄、移乗、体位変換、夜間の見守りなどが日常的に必要になると、家族の負担は非常に大きくなります。
家族の支援があるうちは何とか生活できていても、その状態を長く続けることは簡単ではありません。親の高齢化や体調不良により、急に支援体制が崩れることもあります。
夜間の支援や見守りも大切な視点です
重度障がいがある方の生活では、夜間の見守りや支援が必要になる場合があります。
夜間の転倒、排泄、体調変化、不安の強まりなど、自宅で一人、または家族だけで対応するには難しい場面もあります。
夜間の居宅介護は、地域や事業所の体制によっては現実的に組むことが難しいケースもあります。
そのため、夜間も人がいる環境や、必要に応じて様子確認ができる住まいは、本人にとっても家族にとっても安心につながります。
シェアハウスという住まい方が合う場合もあります
グループホームではハード面や支援の厚みが足りない。
施設入所支援では生活環境が合わない。
自宅+居宅介護+家族支援だけでは負担が大きすぎる。
そのような方にとって、支援体制のあるシェアハウスは有力な選択肢のひとつになります。
シェアハウスは、施設ほど管理された環境ではなく、自宅に近い感覚で生活しやすい住まいです。
一方で、障がいのある方の生活を前提としたシェアハウスであれば、居宅介護との連携や夜間の見守りなど、生活を支える体制を整えやすい特徴があります。
大切なのは、本人が「生活の場」として落ち着いて過ごせること。そして、必要な支援を無理なく受けられることです。
宮崎市で重度障がいがある方の住まいをお探しの方へ
いちょうハウスは、宮崎市にある障がい者向けシェアハウスです。
車いすでの生活、夜間の見守り、日常生活の支援について相談できる住まいです。
スロープ、広い廊下、居室内トイレ、浴室リフト、ストレッチャー浴槽など、身体介護が必要な方にも配慮しやすい環境を整えています。
重度障がいがあり、グループホームや施設入所支援、自宅生活だけでは不安がある方は、まずはご相談ください。
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