親亡き後の住まいに不安があるご家族へ
障がいのあるお子さんの将来について、「親亡き後の暮らし」を不安に感じているご家族は少なくありません。
今は何とか生活できていても、それは障害福祉サービスだけで成り立っているとは限りません。 実際には、親の支援と福祉サービスが組み合わさることで、日々の生活が成り立っているケースも多くあります。
親亡き後に考えるべきことは、単に「住む場所を探すこと」だけではありません。 これまで親と本人だけで何とか成立していた生活を、誰に、どのように受け継いでもらうのか。 ここが大きな課題になります。
親の支援と福祉サービスで成り立っている生活を見直す
食事、入浴、排泄、服薬確認、通院、金銭管理、日々の声かけ、本人のこだわりや不安への対応など、 家族だから自然にできていた支援ほど、外部の支援者に伝えるには時間がかかります。
親亡き後には、これまで親が担っていた部分を、福祉サービスや関係機関の支援でどう補っていくかを考える必要があります。
そのためには、今どの支援を親が担っていて、どの支援を福祉サービスが担っているのかを整理することが大切です。
身体介護が必要かどうかは、体が動くかだけでは判断できません
身体介護が必要かどうかは、「自分で体を動かせるか」だけで決まるものではありません。
たとえば、清潔な状態を保てているか、食事や水分摂取が安定しているか、服薬を継続できているか、 生活リズムが大きく崩れていないかなど、日々の暮らし全体を見て考える必要があります。
また、支援が入ることで穏やかな精神状態を保ちやすくなる場合もあります。 逆に、支援が足りないことで不安や混乱が強くなり、生活全体が不安定になることもあります。
親亡き後の暮らしを考えるときは、「できる・できない」だけで判断せず、 本人が安全に、清潔に、落ち着いて暮らし続けられるために、どのような支援が必要かを整理していくことが大切です。
施設入所だけでは解決しにくい場合もあります
親亡き後の選択肢として、施設入所を考えるご家族も少なくありません。 施設入所は大切な選択肢のひとつですが、すべての方に合うとは限りません。
特に、環境の変化に不安を感じやすい方、集団生活が苦手な方、特定の職員や生活リズムとの相性が大きい方の場合、 大きな施設に入ることで精神面の不安定さが解決するとは限りません。
身体的な支援が整っていても、本人が安心して過ごせる環境でなければ、生活全体が不安定になることもあります。
そのため、親亡き後の住まいを考えるときは、「支援が多い場所」だけでなく、 「本人が落ち着いて暮らせる場所かどうか」も大切な視点になります。
入所施設は、希望してすぐ入れるとは限りません
施設入所を考えたとしても、希望すればすぐに入れるとは限りません。
地域によっては入所施設の空きが少なく、待機が長くなることもあります。 また、本人の状態や支援の必要度によって、受け入れの可否が変わる場合もあります。
そのため、「いざという時は施設に入ればいい」と考えていても、実際にはすぐに利用できない可能性があります。
親が元気なうちから、施設入所だけでなく、グループホーム、居宅介護、自立生活援助、 支援体制のある住まいなど、複数の選択肢を考えておくことが大切です。
グループホームの支援が合わない場合もあります
グループホームは、障がいのある方の地域生活を支える大切な住まいのひとつです。 一方で、すべての方に十分合うとは限りません。
これはグループホームを批判する話ではありません。 グループホームは対象となる方の幅が広く、制度設計上、支援の厚みや職員体制に限りが出る場合があります。
そのため、身体介護の必要性が高い方、夜間の見守りが必要な方、精神面の不安定さが強い方、 個別の生活リズムへの配慮が必要な方にとっては、支援体制が合わないことがあります。
大切なのは、「グループホームが良い・悪い」ということではなく、 本人に必要な支援量と、実際に提供できる支援体制が合っているかを確認することです。

親が元気なうちから、少しずつ準備することが大切です
親亡き後の準備は、急にすべてを決めるものではありません。 むしろ、親が元気なうちから少しずつ、本人の生活を家族以外の支援者と共有していくことが大切です。
本人がどのような環境で落ち着いて過ごせるのか、どの支援があれば清潔で安全に生活できるのか、 夜間や通院時にどのような支援が必要なのかを整理していくことで、将来の選択肢を増やすことができます。
「まだ先のこと」と思っていても、住まい探しや支援体制づくりには時間がかかります。 早めに相談し、見学し、本人に合う暮らし方を考えておくことが安心につながります。
宮崎市で親亡き後の住まいに不安がある方へ
いちょうハウスは、宮崎市にある障がい者向けシェアハウスです。 車いすでの生活、夜間の見守り、日常生活の支援について相談できる住まいです。
スロープ、広い廊下、居室内トイレ、浴室リフト、ストレッチャー浴槽など、 車いすで生活しやすい環境を整えています。
親亡き後の住まいに不安がある方、施設入所やグループホームだけでは不安が残る方、 本人に合った暮らし方を考えたい方は、まずはご相談ください。
お問合せ連絡先
TEL 0985-41-8370
FAX 0985-41-8371
