f08c47fec0942fa0 うつ病の方への対応・接し方・禁句などを障がい福祉の視点からお伝えします。 | b型事業所アクセプト
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精神障がいのこと

うつ病の方への対応・接し方について(障がい福祉)

精神障がいのこと
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質問ねこ
質問ねこ

うつ病の人ってどんな感じなん?

すぐ傷つくの?

代表
代表

調子が良くない時は悲観的にとらえやすいのは事実だね。

でも、不調時がそうなだけで、いつもそうなわけではないよ。

誤解されやすいよね。

質問ねこ
質問ねこ

そうなんや。

普通に接しても大丈夫なん?

代表
代表

そうだね。気にしすぎるとそれは相手にも伝わるし。

不調時に気を付けていけば大丈夫だよ。

波があるからずっと良いわけではないから、それは注意が必要だけど。

そういった、接し方や対応の方法について記事にしてあるよ。

意外と悩む、対応の仕方

もしかしたら、自分の声掛けが傷つけてしまうかもしれない。接し方がわからない。
相手がうつ病であることを知った時に、対応の仕方で悩まれるかもしれません。
では、我々支援者はどのような感覚を持ってうつ病の方へ対応しているのでしょうか。
普段の接し方で注意している点など含めてお伝えしたいと思います。

禁句があるのではないか?そのように思われている方も少なくないと思います。
一つ言えることは、人対人であると言う事。気をつけなくてはいけない点もありますが、おおむね普通に接しても大丈夫です。

頑張れと言ってはいけない?

よく言われる「頑張れと言ってはいけない」と言う事。禁句のような扱いです。
間違いではないですし、間違いでもある部分があります。どうしたら良いのでしょうか。
掘り下げて考えます。

・なぜ頑張れと言ってはいけないのか?禁句なのか?
これは明白な答えがあります。当事者の方はすでに「頑張っている」からです。そこで不用意に頑張れと言ってしまう事が、マイナスに受け取られてしまうのです。しかし、これは一概にすべてそうであるとは言えません。

今までの経緯、背景、してきたことなどをよく知っている支援者(家族・友人)であれば、素直にこの言葉を聞くことが出来る事が多いです。
あまり関りのない人から、励ましの言葉として発せられた「頑張れ」は、「人の気も知らないで!私は苦しんでいるけど、頑張っている!」という気持ちにさせます。
だから、頑張れとは言ってはいけないと言われているのです。そういう意味では禁句かもしれません。

関係性がある人と、しっかりと分析をしたうえで、ここはもう少し頑張ってみようか、そうすれば今よりも良くなるかもしれないよ。という話と、簡単に頑張れと言われる事は雲泥の差です。そこを理解したうえで対応を行いましょう。

関係性が出来るまでは、話を聞いてあげることがとても大事です。自分の苦しさを吐露する。人に話す。それがどれだけ当事者のこころを楽にできるか。心の浄化作用と言うものがあります。話す事で幾分気分が回復するのです。我々は聞くだけで構いません。意見を求められても、自分の意見は言わないようにしましょう。「今はあなたがしたい通りにすればいいよ」と伝えてあげましょう。

代表
代表

頑張れ!って言うと

もう頑張ってるし!って思われる事があります。

うつ病の方は夜型になりやすい

なんで遅くまで寝てるの?早く寝ればいいんじゃない?

いつまでも寝ている。そんな印象になるうつ病。本人だって本当は起きて活動したいと思っています。怠けているわけではないのです。脳内のホルモン(セロトニン)が不足することによって、脳の機能そのものが低下してしまっており、活動的になれないのです。昼まで寝ている事はざらです。夕方ごろにようやくセロトニンなどが放出され、動けるようになってきます。そういったメカニズムを知らなければ、怠けているようにしか映らないのです。「いつまでも寝てるな!」は禁句と言えます。起きれるなら起きているのですから。

代表
代表

起きたいのに起きれない時に

起きろと言われればそりゃストレスですよね。

声掛けの仕方がわからない

・何を言っても傷ついてしまいそうで怖い

うつ病であることを知ってしまうと、そういった思いが巡ります。仕方のないことです。最初は誰でもそうだと思います。しかし、これは意外とそうでもないです。その時の病状が悪いと、何もかもマイナスとして捉えられてしまいます。しかし、ある程度状態が戻っていれば冗談も笑ってくれますし、冗談を言ってくれます。その時、物憂げな空気は感じますが、普通に接しても大丈夫です。
普通に接しても大丈夫な時間を少しずつ伸ばしていけるようにします。病気には波があります。振り子のようによくなったり、悪くなったりを繰り返していきます。だんだんと調子のよい時間が長くなっていきます。それを繰り返して、薬を飲んでいれば状態が保てる、いわゆる「寛解」となります。

ようするに、状態の悪い時には「言葉の受け取り方がマイナスになってしまう」と言う事と、状態が良い時には普通に接しても大丈夫な事を抑えておけばよいと思います。
そして、病気は振り子のように、良くなる、悪くなるを繰り返す事。それがだんだんと良い状態が長くなってくること。そして服薬継続で良い状態のままで居られることを目指せばよいと知っておけばよいのです。

代表
代表

波を意識しておかないと

失敗する時があります…

でもまた調子が上がってくれば大丈夫です。

うつ病の方への接し方・対応方法のまとめ

我々も、当事者を理解することで、自分自身へのストレスを減らすことが出来ます。しっかりと知識を得る事も、支援者としてやるべきことだと言えます。それがうつ病の方への対応、接し方をより高精度のもにするでしょう。

・関係性が出来るまでは、指摘することなどは避け、本人の想いを聞く
・関係性が出来たら、努力ポイントを一緒に考え、実践していく
・脳内のホルモン不足による機能低下が原因であると知る
・状態が悪い時はマイナスにとらえやすい
・状態が良い時は普通に接しても問題ない
・病気には波があり、良い悪いを繰り返すことを知る
・寛解を目指して、一緒に考える

これらを意識して接していくと良いかもしれません。うつ病の方は怠けているわけではありません。むしろ頑張りすぎる人たちが多いです。我々が知る事で、当事者の方、そして自分自身がストレスを軽減できるのです。

うつ病の方への接し方、対応方法を簡単にまとめてみました。当事者と支援者、相互理解が深まればと思います。

外部リンク:ご家族にできること

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休ませる、励まさない、話を聞いてあげる、焦らせない、干渉し
すぎない。
「身近な人」だからこそ、助けてあげたい、力になりたい……
うつ病経験者が語る
「うつ」に陥った人との接し方とは……?

………………………………
著者は長年、「軽症うつ」に悩まされています。
この本では、あなたの「大切な人」が「うつ」になったとき、
「うつ」がなかなか治らずに苦しんでいるとき、あなたは何ができるか、
どういう距離感を保てばいいか、何をすべきか、そして何ができないか、
それが、著者の経験をもとにしたホンネで書かれています。

著者は言います。

あなたは医師ではないしカウンセラーでもない。
大切な人を「治す」ことはできないのだ。
治すのは医師であり、カウンセラーなどの専門家だ。
あなたは、「治すのを手伝うだけでいい」と思おう—-と。

そしてこう続けます。

一人で何もかも抱え込んでしまってはいけない。
あなたには、できないこともある。「何とか助けられないか」という気持ちはわ
かるが、
あなたまで落ち込んでしまっては、二人とも病気に負けたことになる—-と。

さらに、こうも言います。

あなたは、自分に何ができるかを考えてほしい。
うつに苦しんでいる彼(彼女)をほめちぎる。
乱れた生活リズムを整えるように工夫する。
外出したがらない彼(彼女)を散歩に誘う。
軽い運動を一緒に行なう。
……できることはいくらでもあるはずだ。大切な人がなかなか回復しなくて
も、
「自分は無力だ」と思ってはいけない。できることを探して、地道に実行してみ
よう。
「あなたは今、病気になっている。
長引く病気だから、焦らずにできることから改善していくほうがいいと思う」
あなたのそういう言葉が、大切な人を少しだけかもしれないが勇気づけるはず
だ。
その積み重ねが、うつを回復させていくのだから—-と。

「大切な人」がうつになったら、あなたもつらい。
けれども、あなたまで落ち込んでしまっては共倒れになります。
本書は、「うつ」を一緒に治していく処方箋なのです!
医者ではなく患者がホンネで書いているだけに説得力があります。

うつで苦しんでいる人、落ち込んでいる人、元気のない人、
そんな人の家族や友人には、必読の本です!

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