f08c47fec0942fa0 就労継続支援B型の事業所って儲かるの? | b型事業所アクセプト
障がい福祉の闇に迫る動画あります
障がい福祉の制度のこと

就労継続支援B型の事業所って儲かるの?

障がい福祉の制度のこと
このエントリーをはてなブックマークに追加

B型は儲かるから…どれほどのもんか教えます。

ねこ

就労継続支援B型事業所って儲かるっちゃろ?
いいね~、代表は始めることができて良かったやん。

代表

儲かるか儲からないかで言えば儲からんよ。
儲かるって言うより、安定経営しやすいとは言えるけども。

ねこ

そうやっちゃ。でも楽でいいんじゃない?
利用者に来てもらえばいいだけやろ?

代表

いやいや、そんなに簡単なもんじゃないよ。
利用者さんたちも、サービスを選ぶんだから。
まずは、選んでもらえるだけのサービス提供をしていかないと、あっという間に不人気事業所になっちゃうよ。

ねこ

意外と簡単でもないっちゃね~?
儲かるからしてるのかと思ったわ。

代表

ビジネスには変わりがないから、収益は考える必要はあるね。
でも、お金持ちになりたい!っていう人が始めるビジネスではない事は言っておきたいね~。

儲かると聞いたから始める!
動機が不純だから駄目です!って言うお話ではございません。ぶっちゃけ、儲かる商売ではないと思います。それはなぜか、これからお話します。金額の細かいところまでお話してしまうとイヤらしいものになってしまいますので、そこはご自身で報酬単価などお調べいただければと思います。

①国保連合からもらう報酬は最大値が決まっている。青天井ではない。
B型事業所など、障がい福祉サービスはまずここでしょう。アッパーが決まっています。ですので、年収数千万!とか、そういう話にはまずなりません。よほど大きくなったとしても、経営者一人そのような金額での収入設定は不可能です。まず破綻します。定員20名の事業所一つ抱えて、1千万は厳しいと思います。というか無理でしょう。もしするのであれば、あおりを食らうのは雇われの職員さんたちなのではないでしょうか。その金額であと2名は別に雇えそうです。障がい福祉サービス事業所の職員給与は低いのが現状です…
なので、いわゆるお金持ちになりたい!っていう発想であれば、ほかの商売のほうがよっぽど可能性はあります。

②利用者さんに来てもらってナンボ。利用者さんが来てくれなければ…終わり。
B型事業所に限らず、当然のことですがどこからともなく次々と利用者さんがやってくるなんてことはまずありません。いろいろなところに顔出しして、経営者としての存在を地元の障がい福祉業界内にアピールしていかなければまず集まりません。また、事業所にはカラーが出ます。経営者の色がそのまま出ると言っても過言ではないと思います。自分が何故、障がい福祉サービス事業をやりたいのかをよく考えてみましょう。どんな事業所を提供できるのか、です。アクセプトは、楽しく過ごせる交流の場、居場所と役割を見つけられる事業所、というコンセプトを持って臨んでいます。

③人が寄ったとしても…そこにまた多くの課題が生まれる。
うまいこと利用者さんも、職員も確保できました。となったとき、定員20名のB型事業所であれば、おそらくはスタッフ含めて30名程度毎日集まってくるわけです。そこで生まれる人間関係。あの人は良い、この人は嫌だ。スタッフと利用者さんの間だけであればいいのですが…利用者さん同士の関係性にはかなり神経を使います。どちらの肩を持つわけにもいかないですから、慎重にすり合わせて軟着地を目指したり。必要とされる能力は調整力です。

いや、儲かるとかそういう問題ではないという方。

B型事業所をはじめとする障がい福祉サービス事業。福祉といえど、営利目的ではダメというわけではありません。というか、営利でなければまずやりませんよね。ですから、大きく儲けようとか、そういう発想でないのであればよいかもしれません。前述したように、儲かるわけではないけど、それなりに生活ができて、かつ、自分のやりがいとして取り組める事がうれしいと思える方は良いと思います。では、そういう方たちへ次のステップをお話します。
ここでお話しする内容はどこの自治体でも、最初の申請時に問われるものでもあります。しっかりとしたイメージを持って臨んでください。
最初に会社を作りましょう。法人でなければ指定は受けられません。会社の設立は自分でもできますが、以下のようなサービスを受けることでもっと手軽に作ることが出来ます。

代表

私は会社設立も自分でやりましたけど、結構めんどくさかったです…しかもプロではないため、定款などのつくりがイマイチでした。プロにお任せが一番いいかもしれないです。

「マネーフォワード クラウド会社設立」は、 フォームに沿って入力するだけで会社設立に必要な書類を無料で作成できるサービスです。 電子定款の作成、印鑑の購入にも対応しています。 コストと手間を最小限に抑えて自分自身で会社を設立できます。

会社が出来たら次に進みましょう。

①自分がどのような事業所を運営したいのか明確にする。
コンセプトを持ちましょう。今までの経験がものをいう場面でもあります。自分がしてきたことを応用して事業所を展開する。それがその事業所のカラーとなります。福祉の仕事をしていないから難しいのでは、と考えるのではありません。当然、経験の必要となるサービス管理責任者等の存在はありますが、そこは切り離して考えた方が良いでしょう。経験がなくとも、利用者さんの対応は出来ます。人と人です。何も違いはありません。ハンディキャップに対する配慮さえあれば、あとは人同士、尊重しあうことが出来るかどうかです。
ですので、自分が出来る事、得意な事を生かした事業所の展開をイメージしてください。今、別の事業を持たれている方はむしろチャンスです。それを生かした事業展開を考えればいいのですから。事業母体を持っていて、そこにプラスαとして障がい福祉サービスを展開する。特にB型事業所、A型事業所などの就労系事業所は工賃、賃金の確保が課題となりやすい性質があります。そこを担保できるのはとても良いと思います。
まずは、自分の能力、好きな事を考えたうえで、どんな事業所で、どんな課題を解決できるのかを考えてください。

②経営をシミュレートしてみる。
報酬単価を調べましょう。そして、利用者さんが何名来たら、いくらで…経費がいくらかかって…そうやってまずは考えてみましょう。損益分岐点を超えられるのはいつなのか。しっかりとしたシミュレートが大事です。どんぶり勘定はやめましょう。細かくシミュレートします。B型事業所であれば、損益分岐点を超えられるのが1年程度後にやってくるイメージでいきましょう。一朝一夕ではいきません。本当です。資金繰りに余裕を持ちましょう。そして、申請する自治体も聞いてくる内容です。しっかりと事業計画を作れなければいけません。1年後に黒字になるような曲線をイメージして収入、支出の予定を立てていきましょう。

代表

細かい数字は出しにくいですけど、ある程度収入、支出は抑えましょう。報酬単価、人員体制、家賃、いろいろなものがあります。
詳しくは障がい福祉サービス事業独立開業を読んでみて下さい。

③事業所が営業できるかどうかしっかりと確認していく。
物件を決めて契約した後に、用途地域や消防法、都市計画法等、法律の縛りにやられてしまい、物件変更を余儀なくされる人も時々いらっしゃいます。よく調べましょう。用途地域、消防法上の障がい者の施設はいわゆる老人ホームと同じ扱いです。消防法は建物全体の影響を受けます。アパート1階部分がテナントになっているような場所は注意が必要かもしれません。
とにかく、市役所や消防署に行って、できるのかどうかを確認しましょう。ただしこれは通所系の事業所の話です。訪問系や相談支援事業所などは取り扱いは通常の事務所と同じくになります。
物件を借りる前に行ってください。ちなみにこれも、自治体からしっかりと確認される事項です。借りてからでは遅いので、早まらないように注意しましょう。

まだまだ伝えたいことだらけです。とにかくやってみたらいいと思います。面白いか、面白くないかで言えば面白いです!やりがいもあります!難しさも山ほど感じます!でも、それでも気持ちのある人には絶対に挑戦してもらいたい!

ここだけでは書ききれない!!!

障がい福祉サービス事業に取り組みたい!と考えている方、企業さん、これから仲間として、ライバルとしてやっていきたい独立を目指している方へ向けて熱いメッセージをお届けしようと思います。

next:独立開業について

代表

これから始めたいと思っている方へ、私から伝えたいことをいっぱい書いてみました。ぜひ、読んで、独立に向けて動こう!となってもらえれば幸いです。

このエントリーをはてなブックマークに追加

特集:障害についてのページへ

back:雑記へ戻る

top:フロントページへ戻る

ツイッター配信中です!