アクセプトの甲斐です。
障がい福祉サービスをしっかりと学んでいく、
そんな機会を作っていこうと思っています。
障がい福祉って
スタッフより当事者の方が
詳しかったりするもんね。
特に就労系のスタッフは学ぶ暇もない。
せっかく業界にいるんだから障がい福祉について学んで
いろいろな場面で対応ができるようになってもらいたいね。
サービス利用の流れ
では、早速いきましょうか。障がい福祉サービスの利用の流れってどうなっているのか、さらっと答えられる人は、おそらく相談支援専門員の経験のある人だけと思います。
正直、相談支援専門員以外の業務では、サービス利用の流れって正確に知ることはできないと思います。ここで読んだとしても、相談支援をしていなければ完全なる理解は難しいでしょう。
それでも、知ることは大事です。ですので、相談支援事業のところから、しっかり伝えていきましょう。
障がい福祉サービス利用の入り口、相談支援事業
児童と者の違いはあれど、ここでは障がい者で書いていきたいと思います。
では、障害福祉サービスを利用したいと思っている、うつ病の方、仮にAさんとしましょう。Aさんはうつ病で働くことができず、それでも社会復帰を目指しています。まずはどこかに通うところからはじめたいと考えています。Aさんがとる行動をフローにしていきます。
Aさんはまず、行政窓口に障害福祉サービスを利用したいと申し出をします。
↓
行政窓口から基幹相談支援事業所の紹介を受けます。(自治体により違いがあります)
↓
Aさんは基幹相談支援事業所で基本相談をします。
↓
基幹相談支援事業所より、他の相談支援事業所の紹介を受けます。
(並行してB型事業所を探してくれる場合もあります)
↓
相談支援事業所が決定し、まずは相談支援事業の契約を行います。
(本人の想いをくみ取りながら、サービス利用計画の作成)
↓
相談支援専門員がB型事業所を紹介、見学、体験等を一緒に行います。
(ついていく相談員、そうでない相談員、いろいろです)
↓
B型事業所が気に入った場合、利用したい旨、伝えます。
↓
利用開始日までにサービス担当者会議。
↓
利用開始。
と、こういった感じ。かなりざっくりと書いています。相談支援事業の役割は、一般の人には理解することが難しい複雑な障害福祉サービスの制度を、どう利用すれば、本人の生活が良いものになるのかを考え、本人の想いを酌みながら適切なサービス提供が受けられるように計画を立てることにあります。
まとめ
相談支援事業は、障がい福祉サービス利用における窓口としての役割があります。本人の想いに沿った計画作成により、望んでいる生活を実現するためにどのサービスを利用するのか、適切に選んで、実際に事業所へつないでいく役割があります。ということで、まずは相談支援の利用が大前提にあるわけですね。
事業所の利用開始
AさんはB型事業所アクセプトを利用することとなりました。では、利用にあたりどのような流れとなるのでしょうか。また、フローにしていきたいと思います。
・契約と初回アセスメント
利用開始前にまずは初回のアセスメント。聞き取りです。ここで、ご本人の意向を確認していきます。通常、利用開始前にしなければならない事ですので、事前のサービス担当者会議の日にまとめて終わらせる事もあります。
・個別支援計画案・個別支援計画の作成
初回アセスメントと、サービス等利用計画を参考に、サービス管理責任者が個別支援計画案を作成します。その案をもとに、個別支援会議を事業所スタッフで開催し、個別支援計画にしていきます。
・個別支援計画の説明と同意を得る
上記の通り作成した個別支援計画について、ご本人にサービス管理責任者が説明をして同意を得ます。同意のサインと印鑑です。これで、晴れて利用開始となります。
まとめ
初回アセスメントで聞き取った内容をもとに、最初の個別支援計画が作られます。当然、説明を受けて、同意を得なければなりません。もし、内容に違いを感じた場合にはその場で伝えるようにしましょう。簡易的な内容変更であれば、その場で手書き修正を行う場合もあります。
双方がしっかりと支援方針を理解したうえで利用しなければいけません。
事業所を利用したい!からやることは結構ある
今回の記事のまとめです。
事業所を利用するまでに、相談支援専門員さんとの出会い、サービス等利用計画の作成、事業所見学、体験。そこから担当者会議、初回アセスメント、個別支援会議、個別支援計画の作成と、たくさんしなければならない事があります。だから利用まで時間がかかってしまう場合があります。
ただし、そこは相談支援専門員の経験、サービス管理責任者の経験でどう処理されるのかにもあります。ベテランであれば、どう効率よく処理するか把握しています。思い切って、通い始めたい日を伝えてみましょう!明日から行きたい!はさすがに難しいでしょうけれど(笑)
ということで、事業所の利用開始までを追ってみました。
聞きたい事などあれば、コメント欄よりお伝えください。