f08c47fec0942fa0 支援って何なんでしょうね。答えはないなぁ。そして面白い。 | b型事業所アクセプト
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雑記

とある利用者さんの行動予測。不可能。

ポリスメン 一時停止無視雑記
ポリスメンはすぐそこに。
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質問ねこ
質問ねこ

予測不能の動きってどんな感じなん?

代表
代表

そうだね~。

やっぱり自暴自棄なんだけど…

なんか少しコミカルで面白いんだよね。

質問ねこ
質問ねこ

そうなんや。

面白い動きなんだ。

代表
代表

そうやね~。

怒ってるんだけど、なんか笑いも取りに来てるんだと思う(笑)

ひとしきり文句を言ってすっきりして帰った、そんなエピソード記事だよ。

別に、その方のことは嫌いではないです。むしろ面白くて好き。

その日、その方は通所されませんでした。前の日に、私に対して陰性感情を持っておられたのはわかりました。彼の荷物置き場の前に、カメラを入れた段ボールを置いていたことが発端だということもわかりました。時折、あることなのでまたゆっくり話を聞いて対応しようと思っていました。

通所してこないのは心配でしたので、とりあえず電話することに。大体、何か思っているときは無視されるので、それも覚悟でとりあえず電話。覚悟っていうか、ほぼそうだろうなと思って電話。

コールが続く、5回目を超えると、もう出ないだろうなと思う。

しかし、予想に反して電話に出られる。

開口一番

「ていうか、捕まった」

私「は???」心の声(ていうか、ってなんだ?)

※以降、暫定でT氏とします。

T氏「ポリスメンに捕まった」(原文ママ)

私「何したん?」

T氏「一時停止無視(半ギレ)」

私「あらま、そりゃもう一時停止しなかったんだったらもうね、仕方ないよね」

T氏「はぁー…(クソデカため息)」

電話の向こうでポリスメンとのやり取りが聞こえてくる。切符を切られている様子。

ご本人は大変ご不満そう。ポリスメンに文句言いそうな雰囲気。でもまぁ暴れはしないので大丈夫か。

ご本人のご不満ぶり、電話の向こうで聞こえてくる。

T氏「もう免許証なんかいらないですわ、罰金ですか?いくらなんですか?(半ギレ)」

なだめるポリスメン。罰金を反則金だよ、と優しく接しながらも訂正する。なんか残念だ。

ポリスメンも相手が悪かった。というか、後処理で我々もかなり頑張らなくてはいけない状況に。

ポリスメン、見逃してやってくれと思いながら見守る(聞き守る?)。するとT氏が一旦電話を切ると宣言する。

おそらく彼は、この後こちらに来るだろう。そして不満をぶちまけるであろう。なだめる作業が始まる。なんということだ、この後会議しようと思っていたのに。そんなことが頭をよぎる。

しばらくすると、予感は的中する。T氏が来た。

そして、一時停止無視をした自分はとりあえず棚上げして、ポリスメンに対する熱い思いを吐露していく。なんて酷いことを言うんだ、とは思うもののヒートアップしたT氏をこれ以上熱くさせるわけにはいかない。そして、自分もその気持ちが少し理解できる。私はゴールド免許になったことがない。

T氏はゴールド免許だった。それもあってショックは大きかったのだろう。

おもむろにT氏が免許証を取り出す。そして、こんな免許証要らねえ!とゴミ箱へシュートする。

原付もいらねえ!チャリにする!免許も本当はゴールドじゃないけど、今はゴールド!要らない!

次回からゴールド聖闘士から、ブロンズ聖闘士、いや雑兵だ!だから要らない!

特集:障害についてのページへ

なんて極端なのだろう。とりあえず、支援員総出でT氏の行動をなだめていく。さすがに免許証シュートはまずかろう。身分証としても有能なのだし、持っておくべきとT氏に促す。それから、聖闘士で例えても若い子はわからないよと言いたかったが、まだ熱い状態だったので言わずにいた。

結局T氏は、当事業所でうっぷんを晴らしていくものの、こちらも大事な会議がある。ここは心を鬼にしてT氏へ帰るように促していく。

「まぁ、一時停止無視しなければこんなことにはなっていないんだけどね」冷静な一言を添えて、いったん帰路についてもらう。最後のこの一言を伝えるころには、それに笑えるだけの余裕も出ていた。

やはり、人に話す、心の浄化作用というものはあるのだなと改めて感じる。でも、明日も続くだろうなとも思う。

次の日、やはりT氏は通所をしなかった。ラインを入れる。生きてますか?と。

ラインに返事はない。しかし、送迎から帰ってきたスタッフから、すぐ近くでの目撃情報が入る。やはり、来るはず。

少しすると、T氏がやってきた。

T氏「バイク屋に2万って言われた」

私「いやいや、便利なもの手放したらだめだよ」(マジで売ろうとしたのか…)

T氏「バイク屋にも言われた」

なんということだ。商売であろうバイク屋にまで、心配されて売るなと言われている。やさぐれ過ぎであろう。買い取ればきっと利益は出る。しかし、T氏のやさぐれっぷりがそれを止めたようだ。ある意味すごい。

今日は昨日ほどのヒートアップはなかった。終始、落ち着いた様子。ヒートアップしたT氏のキッ!キッ!!グッ!!!は死ぬほど面白かった。ちょっとまた見たいなとは思ったが、そういうテンションではなかったのでリクエストはしなかった。

キッ!キッ!!グッ!!!とは…

キッ!(一時停止線でのブレーキ音)(ブレーキをかけるジェスチャー)

キッ!!(ポリスメンへの熱い視線)(鬼の目力)

グッ!!!(親指を立て、ポリスメンに止まっていることをアピール)(よくわからない笑み)

これを、捕まった場所でグルグル一日中続けるつもりでいたらしい。危ないところであった。止めてもいないが、止まったようだ。

結局、今日はそういう話も、自分で笑い話にして話す事ができていた。その姿を見て安心する。まぁ、そのストレスを解消するため、金銭管理しているお金を結構な額、渡してしまったが。しかし、日用品を買うなど、それなりに考えているようだ。それにまた、少し安心する。

T氏はとてもユニークなワードチョイスセンスを持っている。T氏の最大のストレングスはキャラクターである。存分に生かしたい。T氏は配信などで、そのキャラクターで生きていけるだけのものがある。しかし、本人は積極的ではない。それが良いのかもしれないが。

本人がいつか、そういうことに挑戦したいと言ってくれることを気長に待ってみたいと思う。

その時、もっともっとT氏のおもしろさ、自分では気づいていない魅力を伝えられる環境を提供できるように頑張ってみたい。

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代表
代表

彼の最強のストレングスはキャラクターです。

キャラクターのユニークさこそ、生きていく術になれば…

そうなる方法を日々考えています。



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