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うつ病の症状と仕事
わたしは現役のうつ病患者です。いまでは、かなり回復してきたので、こうやってブログを書いたり、仕事について働くことができるようになりました。
そこで、うつ病の症状になる前の仕事ぶりについてお話したいと思います。
わたしの仕事の上での性格は、熱血タイプでした。バリバリと手あたり次第手を出し、それなりの成果を出していました。あまり周囲とは絡まず、一匹狼だったかもしれません。
若いうちはそれで通っていたのですが、年齢を重ねると部下や後輩もできチームで動くようになります。何気に成果を出してきた自分はリーダーに選ばれます。
それからというもの仕事のスケジュールは一変します。一人で仕事をしてきた人間に他人のことを考えることは難しかったのです。それでもがんばってリーダーシップをとりつつ仲間をまとめてきました。
次第にまとまり始めると今度は同僚間での意見やトラブルが発生します。ミーティングの時間が増えていきました。トラブル解決自体は苦にならなかったのですが、その間に自分自身の仕事の時間が遅れていきます。自分の権限で解決できない問題は、上司にあげます。上司は直属でワンマン社長でした。結局は、自分で解決策を考え自身で責任を取るでした。同僚からは不平を言われ、社長からは責任を取らされる。ますます自分自身の仕事は遅れていきました。それがすごく辛かった。
リーダーとは、皆をまとめて時にはサポートし業務を達成すること。苦しいけど自分の仕事は後回しにして、皆が帰った後に遅くまで仕事をこなしていました。半分意地になって自分の気持ちも無意識に押し殺していたかもしれません。気持ちも高ぶり感情的にもなっていたようにあります。全ては皆のために会社の為に、そしていつしか自分の仕事へのモチベーションをもなくしていました。
仕事の限界はそこまででした。
それまで何とかうまくこなしていた仕事でしたが、あるトラブルで同僚から責められそっぽ向かれるようになりました。社長に相談しても責任は自分で取るようにとのこと。手元に残ったのは、全く進んでいない自分の仕事だけでした。無残でした。
それまで、張りつめていたものがプツンと切れたようでした。自分で切り開いてきた仕事もやれず、時間を割いて助けてきた同僚にはそっぽ向かれ、社長からは責任を取らされる。自分はいったい何をやっているだろう。何もかも恨みました。そして自信喪失し徐々に崩れていきました。憂鬱な気持ちが襲ってきます。これがうつ病の始まりでした。
うつ病が発症したときはまだ当時の記憶があるのですが、病院に通院し薬を飲み始めてからはおぼろげながらの記憶しかありません。初めは無理に会社に連れて行ってもらいましたが、とても仕事にならず横になってばかりいました。うざがられました。会社からは、遠回しに退職を勧められました。
結局、退職してからは部屋に閉じこもり、現実逃避して苦しくなって寝てばかりでした。
これがうつ病なのでしょう。
このあとは、苦しくて辛くて思い出せない事ばかりです(何が起こったか後で親族から聞きました)。
なにがいけなかったのでしょうか?
今思えば、仕事だけにのめり込みすぎてました。いつでも仕事の進捗状況を考え、つねに焦っていました。自分がやらなきゃと強迫観念にも囚われていました。当時はそれしかなかったのです。皆のため会社の為だと、自分の気持ちを押し殺していました。
そしてすべてが壊れるのです。うつ病の心の中には後悔、情けなさ、恨みが渦を巻き、自己嫌悪にも陥ります。もともと人に頼ることをしてきませんでした。愚痴は話せても心の奥底から話せる相手はいませんでした。自信を持っていた職を失い、恥ずかしくて話せるはずもありません。
今までお話してきたことは、皆とまでは言いませんが、今までの仕事は間違いだったと思っています。
必要以上に自分の気持ちを顧みなかったこと。仕事を同僚に任せる気概。仕事以外のゆとりや時間を取ること。一人でもいいから本音を聞いてもらえる人を作る。そして時には仕事を辞める勇気。
当時そんな気持ちを持ち合わせていたら、少なくともうつ病にはならなかったでしょう。
今も当時の私の苦しみを受けている人は、これまで読んでくださっている方にも大勢いるでしょう。
勇気を出して立ち止まって、周りを見てみませんか?
そんなに急ぐ必要はないのではないですか?
だれかに助けを求めませんか?
本当に自分を大切にしていますか?
心から祈るばかりです。
外部リンク:仕事でうつ病になっても続けられる?
精神疾患の大きな原因となるのは不眠です。不眠を解消するためのアイテム10選!をご紹介。
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人生で最も大切な「仕事」と「お金」の話
人気漫画家ヤマザキマリが本音で語る「仕事」と「お金」の話。
現在は漫画家の著者ですが、経験した仕事は、チリ紙交換のアルバイトに始まって、絵描き、露天商、大学教師、料理講師、テレビリポーター、美術イベントのキュレーター、普通の勤め人など、数知れず。
当然、良いことばかりでなく、さまざまなトラブ
ルや苦労を経験してきました。
トラブルなどがあるたびに、著者は働くことについて考え、働き方を変えてきました。
「好きな仕事か、向いている仕事か」
「お金にならない仕事をいつまで続けるべきか」
「嫌な上司がいたらどうすべきか」
「望んだ仕事なら、限界まで働くべきなのか」
そんなことについて考えるヒントが豊富な体験的仕事論です。
母から学んだお金の話や、自らが経験した借金の怖さなどについても言及。
「仕事」と「お金」についての本音が満載です!
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トラブルの際にどのようなことを考え、どう決断してきたのか。
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