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障害者雇用虎の巻

【障害者雇用枠オープン就労希望者必見!】面接に失敗してしまうのですが

障害者雇用虎の巻

障害者雇用で入社したい場合、面接選考は超重要です!なぜ落ちるのかを知っておくことで、受かる確率を上げることができます。失敗例から学び、しっかりと面接対策を行いましょう。

障害者雇用の場合、応募書類で8割合否は決まっていると言われていますが、実際にはもちろん面接も重要で、応募書類から読み取れる人物像と合致しているかと言ったところを見られています。

面接に落ちてばかりの人は、応募書類から読み取れる人物像とミスマッチを起こしている可能性が高いです。

この記事は以下の方にオススメです。
・障害者雇用で面接を受けてもなかなか通らない方
・なぜ面接に落ちてしまうのか原因が知りたい方
・面接選考を通過するコツを知りたい方

この記事を見れば知ることができること
・障害者雇用の面接で企業側は何を重視しているか
・面接で落ちてしまう理由、オープン就労のメリット・デメリット
・面接選考を通過する確率を上げる方法

障害者雇用の面接では何を重視しているのか?

障害者雇用の面接で落ちる理由を分析するためには、企業が何を重視しているかを知ることが重要です。

面接で重視される項目として「働くための準備状態」「人柄」「業務への適正」が大事になっています。

特に「働くための準備状態」で大きく合否は決まってきます。
働くための準備状態」の重要なポイントは、以下の4点に分けられています。

①障害への自己理解

・自身の障害特性を理解し、対処法を周囲に説明できる。
・職務遂行上、必要な配慮(※合理的配慮)を相談できる。

合理的配慮とは、平成28年4月1日に施行された「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」では、障害のある人への不当な差別的取り扱いを禁止し、合理的配慮の提供を求めています。(障害者差別解消法)

【障害者雇用枠オープン就労希望者必見!】配慮されたいことをどのように会社に伝えたらよいのか?
障害者雇用枠において配慮とは、障害者である社員と受け入れる企業側がお互いに働きやすい職場を目指すためのあらかじめ話し合う決め事です。 障害者にとっては就労時の会社の業務における配慮はとても重要になりますが、あなたからは企業に対して言い出しにくい事柄かもしれません。しかし、話し合いなくして就職してからの問題は、後の会社側との意見の食い違いによって結局は自分の不利になって返ってきます。 会社側とっても長く仕事に定着できるように考えたいのですが、すぐに出来ることと出来ないこともありますので、そのためにも入社前にしっかり話し合うことが大事です。 業務における配慮(以降厚生労働省の定めた(※)合理的配慮とします)をどう会社側と向き合っていければよいのか考えてみましょう。 ※合理的配慮とは、平成28年4月1日に施行された「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」では、障害のある人への不当な差別的取り扱いを禁止し、合理的配慮の提供を求めています。(障害者差別解消法)第三者の支援と利点いざ話し合い本番で話残しの無いように、自分に配慮していただきたい意見や自分が対処している方法をしっかりまとめておくことが大事です。ただあまり企業に一方的に押し付けるのも良くありません。「私はこのような自己対処法をしておりますので、カバーできない分のサポートをお願いしたいです。」くらいがちょうどバランスが取れて良いと思います。これから企業と合理的配慮を話し合うのに、企業と一対一で話し合うには、なかなかハードルも高く難しいかと思います。こちらが一方的に配慮をお願いすることはわがままなようで言いずらい。受け入れる企業も相手が何を配慮してほしいのかわからないことで話が進まないこともあり得ます。 合理的配慮の進め方①相談と確認➁話し合う③配慮の実施 自分で対処できることはないか。④配慮についての見直しと改善 ➁~④の作業を繰り返して、より良い環境づくりを目指します。 自分で対処できることはないか。例)症状によって音に敏感な方の配慮とその対処方法。☆自分で対処できる方法。・会社や病院の主治医相談する。・薬の服用管理で症状の緩和を促す。・耳栓やヘッドホン利用などの外部からの音の遮断により対処する。★企業側ができる合理的配慮。・環境音の静かな席を用意する。・本人の環境内で急に大きな音をたてないように周知徹底をする。 合理的配慮の例 事例)Aさんへの合理的配慮)結果、どうなったか。) まとめ 本人の主張も、「自分はこれだけ自己対策を行っていますので、補えない点をサポートしてもらえませんか」のスタンスがちょうど良いと思います。本人と企業の一対一の合理的配慮の話し合いはハードルが高く思われます。出来るだけ中立且つ本人にも寄り添える第三者がいると話し合いがスムーズに運べます。 私は、多くの経験と情報を持つ「就労移行支援サービス」の利用をお勧めします。

➁社会性

・職務中に報連相ができる。
・異なる意見があっても受け入れることができる。

③心身の安定

・規則正しい生活(睡眠、食事、趣味・余暇)と服薬管理ができている。
・体調の変化のサインを理解し対処できる予防法を持っている。

④就労の意欲

・働きたい気持ちがある。

以上の4点を踏まえて、「人柄」や「業務の特性」を図られることとなります。

面接で落ちる理由11選と対策

では、実際に面接で落ちる要因をまとめてご説明します。

①障害の症状や対処法が説明できず、会社としてどのように配慮してよいのかイメージがつかない

一つ目の落ちる理由が、応募者側の障害に対して会社側がどう配慮して良いか、会社側にイメージが伝わらないというものです。

「働くための準備状態」の「障害への自己理解」が当たります。

応募者側は障害に対しての配慮点を面接時に伝えます。しかし、配慮事項が相手に対してのイメージがつきづらい伝え方になっている場合があります。

例えば、
「前職では指示があいまいな人が多く、人間関係でつまづいてしまったので、なるべくわかりやすく指導してもらえるとありがたいです。」

これでは配慮点になっているようでなっていません。

ではどうすればいいか?

それは初見の人が見てもイメージしやすく、具体的な言葉で置き換えることです。
前述の例を書き換えてみます。

「前職では、「うまくやっておいて」、「頑張って仕上げておいて」など、抽象的な指示が多く、うまく仕事ができませんでした。結果的に、叱責が重なり、ストレスから退職することになりました。入社の際には、「〇月〇日までに●●まで仕上げておいて」など、数字や名詞で具体的にしていただけるとありがたいです。」

具体的なエピソードを交える数字名詞などを用いて配慮点を伝えると相手にイメージしてもらいやすいです。

障害者雇用の面接では、必ずと言っていいほど、自身の障害の特性や症状について聞かれます。

これを上手く説明できないと、採用担当は障害理解・自己理解に乏しい状態で採用するのは難しいと判断します。

自身の障害を理解できていないと、採用担当や上司など他人があなたを完全に理解することは難しいからです。

会社としては、どう接すればいいかわからない、どう扱えばいいかわからない、といった状態になってしまいます。

また、障害特性や症状を説明できても、その特性や症状に対する対処策(自助努力)について説明できない方も、面接に落ちます。

会社には配慮をお願いするのに、自己努力はせず全て会社任せにするのかと判断されるからです。

自分にとって難しいことでも、なんとか工夫してできるということを証明する、もしくはできない説明をしないと、自身の障害に対する理解が乏しいと判断されることもあります。

企業側としては、「全てを健常者と同じようにできるようになることは難しいけど、できるように工夫や努力はしてほしい、でないと、困難だらけの仕事では上手くいかない」と思われてしまいます。

障害の症状、対処策は必ず聞かれるので、説明できるように準備しておきましょう。

例えば「障害によって○○は難しいですが、○○することで問題なく作業できます」などと言えれば、大丈夫です。

➁入社しても不満が出て辞めてしまいそう

次のよくある落ちる理由が、入社しても、すぐ不満が出て辞めてしまいそうだからというものです。
面接の場で前職の不満点をそのまま伝えた場合に起きがちな落ちるパターンです。

どの方も前に入っていた会社というのは、人間関係トラブル、給与条件など後ろ向きな理由で辞めている方の方が多いです。しかし、面接の場では前職のことを悪く言うべきではないという暗黙のルールがあります。

それは、すぐ辞めがちな印象を会社に与えてしまうからです。

障害者雇用の場合、その印象を与えることは落選に直結します。企業側は障害者雇用率の存在があるため、一度雇った障害者は辞めてほしくないという想いがあります。対外的な印象も悪いため、健常者の雇用以上に、障害者の退職には敏感な場合が多いです。

なお、前職で不満を面接の場で出すということは、報連相や意見への受け入れ姿勢が取れないのではないかという印象を相手に与えてしまいます。つまり、「働くための準備状態」のうち、「社会性」の評価に関わるということです。

前職での不満点は以下のようにリフレーミング(言い換え)をして、積極的な転職理由に変えましょう。

いつまでも正社員になれない、給与が上がらないなどの条件面の不満
⇒将来的に自立を目指したい、キャリアアップをして仕事にやりがいを感じたい

嫌な上司や同僚との人間関係トラブルの不満
⇒実際に働くことで自分なりのコミュニケーションの取り方が学べた。

(トラブルを踏まえた配慮点も併せて伝えられると◎)

前職のむしゃくしゃが晴れないうちに面接を受けることはNGです!
不満が口から出やすくなりますし、考えが主観的になりがちになります。

③体調不良で仕事についてこれなさそう

次のよくある落ちる理由は、体調不良で仕事についていけなそうというものです。体調不良が理由で退職してから間が経っていない場合にありがちな落ちる理由です。「働くための準備状態」のうち、「心身の安定」に当てはまります。

しかし体調不良だからってあんまりブランク空くのは不利になるのではないでしょうか?

そこは体調不良を回復するためにどんなことをしていたかが説明できれば問題ありません。

障害者雇用の場合は、実はブランクはそこまでシビアに考えすぎる必要はないです。失業期間中にデイケア就労移行に通いながら、体調の回復に努めていれば、単なるブランクとは思われません。

では、「体調不良でも言い方次第では深刻に思われないんじゃないの?」

この考えは、おすすめはできません。

症状は経歴のように可視化できるものではありません。伝え方次第では、なんとでも言うことができます。言い方は悪いですが、面接の場ではごまかしてやりきることもできるでしょう。

しかし、本来仕事ができる体調まで戻っていない状態で働いた人は、当然すぐに体調不良になってしまう可能性は高いです。

④その職種で頑張れるかどうかイメージできない、就労意欲が低そうだった

次に紹介する落ちる理由は、その職種で頑張り続けられるのかがイメージできなかったからというものです。4つの「働くための準備状態」のうち、「就労の意欲」に当てはまります。

ここでいう「就労の意欲」とは、即戦力として必要だからという意味合いではないことが多いです。

障害者雇用の場合で志望理由や職歴が求められるのは、その仕事を継続できるかという「持続性」が求められるからです。大事なことなので何度も言いますが、企業側は障害者に辞めてもらいたくない気持ちが健常者以上に強いです。

そのため、取り繕ったような志望理由や、該当職種に挑戦するにしてはちぐはぐな経歴である場合、モチベーションを保ってもらえるかに懸念されてしまいます。

つまり、障害者本人のポテンシャルを否定されているわけではありません。もし未経験職種に挑むという場合には、未経験可能な企業をピックアップしたり、該当職種に対しての職業訓練を積んでからチャレンジする選択肢を検討しましょう。

働きたい理由を聞かれたときに、「家族から言われたから」「就労移行支援に通所していて、就職を目指さないといけないから」といった主体性が見られない人は、面接では厳しい評価になります。

「就労意欲が低い」=「頑張って仕事をしてくれない」「周りに悪影響」「すぐ辞める」

こういった風に面接官は捉えます。

「自立した人間になりたい」「社会で役に立ちたい」「成長したい」など、働く理由を説明できるようにしておきましょう。

働く理由を説明できる人は、就労意欲が高いと評価されます。

⑤質問に対して、回答が「ズレる」

次に面接に落ちる原因は、「面接官の質問に対して”回答がズレる”」ことです。

特に、話が長い人に多いです。

質問に回答しているつもりでも、話しているうちに質問内容を忘れてしまい、結局何が言いたいのかわからないまま終わってしまうことがあります。

面接のとき緊張してしまうのは当然で、その緊張のせいもあり、「自分で何を喋っているのかわからなくなり、質問内容を忘れてしまう」といったこともあります。

また、質問に対して回答がズレるのは、「相手が求めている回答に対してズレている」ということです。

言い換えると、相手が求めていることを理解できていない可能性が高いです。

例えば、「なぜこの会社を辞めたのですか?」という質問に対して、当時の状況から長々と話は始め、結局どうして辞めたのか明確にならないまま話が終わってしまうなどです。

この場合、辞めるまでのプロセスを話す方も多いです。

例えば、「会社に仕事を辞めると上司に言って、人事の手続きを今行っています」など。

この回答だと、面接官が求めている回答とは異なっているのは明白です。

こういったことが起きてしまうと、面接官は「コミュニケーションが取れない」「こちらが期待していることと違ったことを行うリスクがある」と判断し、不採用とするのです。

コミュニケーションが上手く取れない」「意思疎通ができない」と判断されると、その面接は上手くいきません。

⑥配慮事項が説明できない、配慮事項が大きい

「障害に対する配慮は特に必要ありません」

「障害があるということだけ知ってもらえれば大丈夫です」

と答える方も多いですが、この場合不採用になる可能性があります。

なぜなら、本当に障害があることを知っておいてもらえるだけで問題ないのであれば、障害者雇用で障害を開示して働く必要性がないからです。

障害者雇用では、(※)合理的配慮を求めることができます。

そのため、少し不安なことは少しでも配慮事項としてお願いしましょう。

例えば、「月に1回の通院が必要なので、半休をいただく」「薬の副作用で眠くなりがちなので、理解してもらいたい」など、

小さいことでも伝えておくと、働き始めてから何かあったときでも、理解してもらえているので、安心です。

もし、障害があることを知っておいてもらえれば適切な配慮を受けられると考えているのであれば、それは間違いです。

「言わなくてもわかるでしょ」という対応は、傲慢ですし、

面接官からすると、「障害への理解が浅いから、具体的に説明できないのでは?」とみなされます。

しかし、なんでも配慮をお願いしようと考える人も居るかもしれませんが、配慮のお願いのし過ぎも問題です。

「○○の業務はできません」「1時間に1回休憩しないと集中力が続きません」「薬の副作用で眠くなります」など、配慮事項が多すぎると、

障害への対処法はないの?」「自助努力はできないの?」「ここまで配慮することは難しい」となり、採用を見送られます。

配慮をお願いすることは、会社にとって負担でもあります。

節度を持って配慮をお願いしましょう。

合理的配慮とは、平成28年4月1日に施行された「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」では、障害のある人への不当な差別的取り扱いを禁止し、合理的配慮の提供を求めています。(障害者差別解消法)

⑦今いる社員とトラブルの懸念がある

入社後のトラブルとして懸念されるのが、社員同士のコミュニケーショントラブルです。

せっかく元からいる社員が定着しているのに、新たに入社した社員とぶつかって問題が起きてしまうことは避けたいと考えています。

そのため、面接ではこれまでの経歴を確認しつつ、対人対応の傾向を探ろうとします。

面接の中で、「前職について批判的に話す」「上司や会社に対する怒りを示す」「周りのことを気にし過ぎて体調を崩したことがある」など、

コミュニケーション上をトラブルを想起するような傾向が見受けられると、不採用になります。

「もしかして、トラブルメーカー?」と思われると、コミュニケーションに懸念があるとしてその面接は落ちてしまいます。

⑧前職をやめる原因が他者であることと感じ取れる発言

キャリアのある方の面接でよく聞かれるのが、「転職理由」です。

転職理由は、その会社を辞めた理由なので、一般的にはネガティブな内容であることが多いです。

よく転職理由で、前職の不満点をそのまま伝えてしまったことで、他責的と捉えられ、面接に落ちるパターンです。

どんな人でも、前職で、人間関係トラブル、給与条件など後ろ向きな理由で辞める人の方が多いです。

しかし、面接の場では、前職のことを悪く言うべきでないという暗黙のルールがあります。

なぜなら、入社してもすぐに辞めがちな印象を会社に与えてしまうからです。

実際、不満を持ったらすぐに辞めてしまいそうな人を採用したいと思う面接官は居ません。

会社側は、障害者雇用率の存在があるため、一度雇った障害者は辞めてほしくないという想いがあります。

対外的な印象も悪いため、健常者の雇用以上に障害者の退職には敏感です。

⑨心身が安定しているように見えない

面接では、受け答えや雰囲気からその人の全体的な印象を見ています。

その中で、覇気がなく、いかにも体調が悪そうだったり、体調不良が理由で退職してからそんなに時間が経っていない場合などは、面接で落ちる理由の1つです。

体調に不安があるのであれば、失業期間中にデイケア就労移行支援サービスに通いながら、体調の回復に努めることを優先させましょう。

体調回復を優先させると、ブランクが空くので不利になるのではと不安になる方も居ますが、体調不良を回復するためにどんなことをしていたかを説明できれば問題ありません。

会社は、長く安定して働いてほしいと考えているため、体調が安定しているように見えない人は、採用を見送ります。

体調が安定していないのであれば、自分のためにもまずは体調回復に勤めましょう。

ちなみに、障害者雇用に慣れている企業ほど、前職の退職理由が体調不良である場合にはシビアにみられることは把握しておきましょう。

面接時に体調不良を誤魔化して入社する人も居ますが、結局体調が悪化し長く働けず、すぐに退職することになってしまう方が多いので、おすすめしません。

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【パーソルチャレンジ・ミラトレ】働く未来をあきらめない就労移行支援

⑩一方的に話し続けてしまう

面接では、面接官の知りたいことに答えるのが大切です。

そのため、自分が話したいことを話し過ぎるのも良くありません。

よくある失敗例が、自分が説明したいことをありのまま話してしまうことです。

これだと、どうしても話が長くなり、面接官の印象も良くありません。

面接官に聞かれたことを端的に結論から答えて、その後に根拠や具体例を説明するように心がけましょう。

⑪企業側の障害者への理解不足、受け入れ態勢ができていない

面接対策を一生懸命行っても、採用する企業側が障害に対する理解がなく、ある特定の障害種別に抵抗感がある場合、面接での受け答えに問題がなくても、結果的に「受け入れた実績がない」という理由で、見送りになってしまうこともあります。

これは、企業側の課題であり、求職者側としては、なんともしがたい状況ですが、一定数こういった事情による見送りがあることは理解しておいた方が良いです。

これは、自分の力ではどうしようもできないです。

【障害者雇用枠オープン就労希望者必見!】面接官の心をつかみたい!
面接の場で上手に振舞わることも重要ですが、そのうえで面接官の心をグッとつかめることが面接の合否に大きく影響します。 この記事では、どうすれば面接官の心をつかめるのか見てみましょう。 逆質問のススメ 一般的に面接と言えば、「経歴」「自己PR」「志望動機」「障害について」ですが、この中ではどこで面接官の心をつかむことができるでしょうか。 答えはすべてであり、すべてではありません。わかりにくい説明ですが、上記の内容は、あらかじめ用意された応募書類に記載しているはずなので、面接官への事前のアピールはありますが、面接当日時点では、ある程度面接官の想定内です。 面接官の心をグッとつかむにはどうすれば良いのでしょうか。 そこは事前にはなかった思いもよらないアピールをねらえばよいのです。 そのタイミングはどこか? 面接の際に「最後に質問はありますか?」と聞かれることが多いです。 ここがアピールポイントで面接官の心をつかむ、最大にして最後のチャンスです。 効果的なアピール方法は何か? その方法は、会社への「逆質問」にあります。 ここで言う「逆質問」とは、質問に対して質問で返すことではなく、自分の与えられた時間に会社への質問することによって、自身の就労への意欲やアピールになり、面接官の心をつかむことになるのです。 では、具体的にはどうすれば良いのでしょうか? 逆質問タイムは熱意と長所を伝えるチャンス! 「では最後に何か質問はありますか?」という言葉を軽くみてはいけません。なぜなら「逆質問タイム=売り込みタイム」だからです。 もちろん「わからないことを解決したい」という気持ちで質問することもあると思いますが、そのまま「教えてください」よりも、質問と一緒に熱意や自分の長所も伝えられたら最高です。 また、もし面接の中で志望動機を聞かれなかったり、熱意を伝えきれなかった時には、この質問タイムが印象挽回のチャンスです! このチャンスを逃す手はないです。売り込み質問は3つくらいが丁度良いです。 また、「他には?他には??」と質問の多さで熱意ややる気をみる面接官もいますので、事前に質問は必ず3つ以上用意しておきましょう。 ただ、質問タイムで気を付けなければならない質問もあります。例えば「有給は自由にとれますか?」「昇給の幅は?」「残業はどれくらいありますか?」などの「条件面」。これらを聞くときには細心の注意を払いましょう。 ではどのような質問をすれば良いのでしょうか? 面接官に「活躍してくれそう!」というイメージを持たせる逆質問例 熱意をみせる質問例 ①同じ業務をされている方の一日のスケジュールを教えて頂けますでしょうか。 ➁入社までに勉強しておくべきことや習得しておくべき技術・資格などがあれば教えてください。 ③障がい者採用で入社された方はどのような活躍をされていらっしゃいますか? ④障がい上○○は難しいのですが、障がいにとらわれずできる限り御社に貢献していきたいため、ご配慮を頂けますか? ⑤(面接官)さんが入社された決め手を教えて頂けますでしょうか。 ⑥(面接官)さんが御社で働かれている上で嬉しいと思われる瞬間はなんでしょうか。 ⑦一日も早く自律して御社に貢献したいと思っていますが、その際に御社の社員に求めるものを教えて頂けますでしょうか。 ⑧配属予定の部署の仕事を詳しくお伺いできますでしょうか。 ⑨御社の○○という事業の○○という点に魅力を感じておるのですが、将来的に携わることは可能でしょうか? ⑩障がい者採用であっても健常者同様活躍していきたいと思っています。本ポジションからのキャリアパスを教えてください。 ⑪健常者同様に活躍していきたいと思いますが、障がい者採用で入社する方にどんな役割や貢献を期待されていますか? 長所を売り込む質問 ①前職では○○という経験を積んできましたが、御社の本ポジションの○○という業務にも生かせそうでしょうか? ➁前職では周囲と円滑にコミュニケーションをとり業務を進めることを大切にしておりましたが、他に気を付けるべき点はありますか? ③障がい上○○は難しいのですが、○○をすることで代用(対応)可能ですので、積極的に任せてくださいますでしょうか? ④○○の資格を持っており、前職では○○に生かしてきましたが、御社の業務でも生かせそうでしょうか? 熱意をみせる質問は前のめりに「御社で活躍し、貢献していくために知りたいです!教えてください!」という姿勢で質問を組み立てるのが良いでしょう。 長所を売り込む質問では、自慢や鼻につかない程度に控えめに長所の言い換えをして質問につなげましょう。あまり押しすぎても「自信過剰だな」と思われてしまうかもしれないので、あくまでサラッとが後味良いです。 聞きたいけど聞けない!条件面の質問をうまく聞くには? 聞きづらいけど聞きたい!という質問には「言い換え(リフレーミング)」が大事です。 ポイントはネガティブに聞こえてしまう質問をポジティブに変換して聞いてしまうことです。 ★残業 本音:「残業はどれくらいありますか?」 言い換え:「繁忙期はいつでしょうか?その際には○○障がいのある私でも体調を崩すことなく働くことができそうでしょうか?」 ★昇給 本音:「昇給などはありますか?」 言い換え:「成果に応じてインセンティブ制度などはあるのでしょうか?」 ★キャリアの評価 本音:「私のキャリアはどれくらい評価してもらえますか?」 言い換え:「私のキャリアでは本ポジションにてどのような役割を担えますか?」 ★年収 本音:「年収はどれくらいになりそうですか?」 言い換え:「御社では私くらいの年齢の障がい者採用の方の年収の平均はどれくらいでしょうか?」 言い換えの例をお伝えしましたが、初回の面接では条件面に関しての質問は避けたほうがベターです。聞くなら2回目の面接か、最終面接が良いですね。また、条件面の質問と同様に事前に調べればわかることや自信なさげな質問などは控えましょう。 まとめ さて、ここまでいかがでしたか?例のように「言葉のポジティブ変換」ができるようになるともっと質問がしやすくなります。一度ご自身でも聞きたい質問をポジティブ変換してみてください。 一人だと何を質問すればよいのかわからないこともあるでしょう。 そんな場合、就労機関サービスの利用をおススメします。 例えば、就労移行支援サービス(※)では、面接にかかわるトータル的な面からサポートしてもらえます。ご参考になればと推したいです。 おススメです。

障害者雇用の退職理由まとめ

以下のデータは、”障害のある求職者の実態調査中間報告”高齢・障害者・求職者雇用支援機構のデータを作成したものです。

身体障害のある方

①障害・病気…48%
➁業務遂行上の課題あり…9%
③労働条件が合わない…8%

精神障害のある方

①病気のため…60%
➁人間関係の悪化…13%
③業務遂行上問題あり…8%

発達障害のある方

①病気のため…40%
➁業務遂行上問題あり…23%
③人間関係の悪化…20%

知的障害のある方

①業務上の課題あり…21%
➁人間関係の悪化…20%
③障害・病気のため…18%

障害者の退職理由の多くに、病気が上位を連ねています。突発的な体調不良の方で辞める人もいますが、まだ体調が回復しきっていないにも限らず、入社して辞めてしまう方も後を絶たないのが現実としてあります。

就労支援機関サービスの勧め

ここまで、面接に落ちる理由やそれぞれの対処方法を紹介してきました。しかし、実際の選考では落ちた場合、落ちた理由を教えてくれることはまずありません。振り返りをしようにもしようがないと悩まれる方は多いかと思います。そんな方はぜひ支援機関を活用してみることをおすすめします。

それでも不安になることは当然です。そんな時は、障害者転職エージェント(※)就労移行支援サービスを受けてみるとかなり解決できるでしょう。強くお勧めします。

就労移行支援サービスとは、障害のある方の社会参加をサポートする、国の支援制度で障害者総合支援法という法律に基づいた、障害者総合支援法に基づく就労支援サービスのひとつです。
一般企業への就職を目指す障害のある方(65歳未満)を対象に就職に必要な知識やスキル向上のためのサポート、就労への促しや斡旋、合理的配慮の話し合い、企業への就業定着支援のサービスを行います。

支援機関といっても数多くありますが、なかでも就労移行支援事業所は障害者雇用の面接対策にはおすすめです。

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・面接練習を行ってもらえるので第三者視点からアドバイスをもらえる
・最大2年間の通所期間があるため、長期的な課題が分かった場合も課題の改善に努められる
・見学や実習の場を用意してもらえるので、経験や実績の積み上げができる
・中長期間、通所し続けられたという実績が企業側に好意的に取ってもらえることが多い


面接で落ちる理由はその場で瞬間的に直せるものばかりではありません。伝え方などのテクニック的なものであればともかく、体調不良などの場合、一定期間安定して過ごせているかどうかの実績が求められます。

就労移行の場合、第三者からアドバイスをもらいながら中長期的に目標に取り組めます。とにかく就職に急いでいるということでなければ利用の検討をおすすめします。

まとめ

障害者雇用の面接で落ちる原因は、以下の通りです。

障害者雇用の面接に落ちる原因

①障害の症状や対処法が説明できず、会社としてどのように配慮してよいのかイメージがつかない
➁入社しても不満が出て辞めてしまいそう
③体調不良で仕事についてこれなさそう
④その職種で頑張れるかどうかイメージできない、就労意欲が低そうだった
⑤質問に対して、回答が「ズレる」
⑥配慮事項が説明できない、配慮事項が大きい
⑦今いる社員とトラブルの懸念がある
⑧前職をやめる原因が他者であることと感じ取れる発言
⑨心身が安定しているように見えない
⑩一方的に話し続けてしまう
⑪企業側の障害者理解不足、受け入れ態勢ができていない

面接が苦手な人が多いですが、きちんと準備して挑めば問題ありません。

基本的に聞かれる質問は、「経歴」「自己PR」「志望動機」「障害」についてです。

きちんと対策することで、面接が受かる確率は上がります。

もし、面接が苦手、不安がある人は、障害者転職エージェント就労移行支援サービスを受けてみてください。
面接対策だけではなく、実績づくりにも役に立ちます。
おススメします。

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【障害者雇用枠オープン就労希望者必見!】面接編・障害者雇用について~まとめ~
障害者雇用枠での面接の準備する項目は、一般の就職面接とあまり変わりありませんが、障害者であることの自身の思いや会社への配慮の願いもしっかりと伝えなければなりません。 企業面接官はあなたの社会人としての振る舞いを見たり、仕事に対する意気込みを知りたがっています。加えてあなたを雇用してどう配慮していいものか?と障害者雇用枠としての視点からも見られています。 企業面接官があなたへの知りたいことの項目はおおよそ下記の通りと思われます。 それぞれ文章にまとめておきましょう。 障害をお持ちの方の面接では、「自身の障害について教えてください」という質問は必ず受けることになるでしょう。採用に当たってどのような配慮が必要なのか、長く一緒に働くために会社が準備した方が良いことを検討するための質問です。 できることとできないことを明確にし、客観的な視点で正確に伝えることが大切です。正確に伝わらなければ、仕事がスタートしてから不便を感じてしまうかもしれません。自分の障害の特性や、働くときにお願いしたい配慮がある場合には、面接の機会に伝えておくと安心です。 障害者雇用で入社したい場合、面接選考は超重要です!なぜ落ちるのかを知っておくことで、受かる確率を上げることができます。失敗例から学び、しっかりと面接対策を行いましょう。 障害者雇用の面接では何を重視しているのか? 面接で重視される項目として「働くための準備状態」「人柄」「業務への適正」が大事になっています。 害者雇用枠での採用試験の企業面接では、自分のスキルや経験だけでなく、障害についてや働く上でのさまざまな事柄について質問されます。あらかじめどのようなことを聞かれるのかを調べて答えをまとめて、落ち着いて企業面接に向き合いましょう。 企業面接において、嘘はつかない、正直に対応することはもちろん当然ですが、それら多くの問題にもこれには該当してほしくない事柄がいくつかあります。 その中でも、大きな問題点を3つ選んでご紹介します。 障害者雇用枠における面接を上手に成立されるには、面接官とのコミュニケーションが大事です。 コミュニケーションを上手にとるには、相手の知りたいことを感じ取ることが重要です。 そこには自分の目線からではなく、相手からの目線で話すことが大切です。 面接の場で上手に振舞わることも重要ですが、そのうえで面接官の心をグッとつかめることが面接の合否に大きく影響します。 企業面接の話をインターネットで検索すると、企業面接の注意点や押さえておきたいポイントの話が多くで、具体的なうまくいった経験談は、ほとんど見られません。 私の経験談は一例ですが、下記のブログに記載しています。 障害者枠における、「履歴書」とは企業に対する大事な応募書類の一つです。障害者雇用枠への応募用の履歴書を作成する際は、基本情報や学歴・職歴のほか、障害や必要な配慮について書くのがポイントです。 職務経歴書とは、履歴書とは別に、職歴を詳しく記載し能力・スキルや経験をアピールする書類であり、基本的に履歴書と同時に提出を求められます。 職務経歴書は、これまでの職歴を一覧化した書類です。履歴書と違って職務経歴書には決まったフォーマットがないので、自分なりに書き方やレイアウトを工夫することもできます。自己アピールにつながる重要な書類ですので、具体的な職歴やスキルをわかりやすく書くことがポイントです。 障害者雇用枠にしても一般雇用枠にしても「志望動機」は面接で必ず聞かれますので、しっかりと準備しておきましょう。 しっかりとした志望動機を作るには、その企業について深く調べる必要があります。ほかの企業ではなく、なぜ貴社を受けようと思ったのかをきちんと伝えられるような準備が必要です。 就職や転職活動で、必ず提出するものの一つが「履歴書」です。多くの履歴書には自己PRを記載する箇所があり、選考における重要な材料となります。 またもっと直接的なものとして「自己紹介書」の提出を求められる場合もあります。 それら書類以外にも面接で自己アピール(以降「自己PR」とします)を求められることは少なくないため、内定を勝ち取るためには入念な対策が必要となります。 就職先を探す際に自己分析は大変大事で、自分はなにができるのだろうと漠然と考えてしまうことがあります。これは自分側一方から見た考えであり、それだけでは中々答えを見出すことはできません。雇用者側である会社から求められるものから考えると少し考えの答えが見えてきます。ここでは実際の仕事と自分が会社内でどんな仕事ができるのかを考えてみましょう。 障害者雇用枠において配慮とは、障害者である社員と受け入れる企業側がお互いに働きやすい職場を目指すためのあらかじめ話し合う決め事です。 次項からは、業務における配慮(以降厚生労働省の定めた(※)合理的配慮とします)をどう会社側と向き合っていければよいのか考えてみましょう。
【障害者雇用枠オープン就労希望者必見!】知っておきたいこと編・障害者雇用について~まとめ~
ここからは障害者雇用制度の目的や対象者、働く上で一般雇用枠との違い、企業側と就職者側のメリット・デメリットなどを分かりやすくお伝えします。 一般雇用枠と障害者雇用枠の働き方の違いとは。 一般雇用枠:文字通り企業の応募条件さえ満たせば誰でも応募できる求人 障害者雇用枠:身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の所持者向けの採用 さらに一般雇用枠において障害者の就労方法には、オープン就労とクローズ就労があります。 オープン就労:企業に自身の障害を開示して就労する方法です。 クローズ就労:企業に自身の障害を非開示して就労する方法です。 「トライアル雇用」とは、職業経験の不足などから就職が困難な求職者等を原則3か月間試行(精神障害者は原則6か月、最大12か月)雇用することにより、その適性や能力を見極めて、期間の定めのない雇用への移行のきっかけとしていくことを目的とした制度です。労働者と企業がお互いを理解した上で無期雇用へ移行することができるため、ミスマッチを防ぐことができます。 「一時的に働いていない期間があると、やっぱり転職で不利になる?」 「ブランクがあっても就職できる方法は?」 一時的に療養していた、転職活動を上手くいかずブランク(空白期間)ができてしまったなど、様々な理由があります。 しかし、ブランクを消すことはできません。 ブランクが良くないことはわかりつつも、もうどうしようもすることが出来ないのがブランクです。 まず、結論をいうと、ブランクがあっても採用されます。 ただ、企業はブランクがあると「働くことができるのか?」と不安になります。 ブランクになってしまった原因が明白で、その原因が解決しているのであれば問題ありません。 「障害者雇用は優遇されてて楽だよね」という意見を耳にすることがあります。 本当にそうでしょうか? いいえ、これは大きな間違いです。 結論から言えば、ほとんどの方は障害者の社会的困難に理解を示してくれます。

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